真実の心…

この世界には60億もの人がいる。
そして、それだけの数の心がある。
それは、誰かと交わることのないもの。
そして、決して誰にも分からないもの。
だから、人は不安になる。
人が自分のことをどう考えているかわからないから。
表面上はよくても、裏では分からないから。
だから、人は疑う。
そして、絶対的な優位を確立しようとする。
自分の心の安定のために。
誠意をみせ、安心させておいて裏切るように。
しかし、一方で絶対に裏切りに合わないように。
絶対的な力で支配しようとする。
そのたびに争いが起こり、社会は崩壊する。
そして、英雄によって再建され、再び崩壊する。
まるで、ひいては寄せる波のように際限なく。
決して人同士は分かり合うことはできない。
それは変えることのできない事実。
それでも、人は分かり合おうとする。
人を傷つけたくないから。
けれども、近づきすぎれば、自分も相手も傷つく。
だけど、人のぬくもりは欲しい。
そうして、ジレンマにはまる。
誰かの心を覗くことはできない。
そして、それは不安を呼ぶ。
けれども、信じることはできる。
誰かを信じてみよう。
全てはそこから始まるのだから。



以前も紹介したヤマアラシのジレンマです。
これは心理学でも勉強します。
興味のある方はぜひどうぞ。(笑