2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

霧に包まれた…

今の自分から。 数年先の未来を想像してみた。 けれども、その映像は。 ぼんやりとしたものだった。 何もかもがはっきりせず。 何もかも見えない。 まるで、深い霧に包まれてしまって。 自分以外の全てを見失ったかのように。 数年先の自分が。 どこで、何を…

積み重ねて…

一つ、二つ、三つ。 一つ一つを手にとって。 それを積み重ねていく。 それは、自分が今までここにいた証。 それは、自分が生きてきた証。 少しずつ違う毎日を。 少しずつ歩き続けてきた。 その中で自分がしてきたことが。 こうして形になって。 こうして増え…

どこへ向う…

自分は歩いていた。 どこへ向っているのかも知らずに。 ただ、手を引かれるままに。 ただ、導かれるままに。 何も考えずに良かった。 何も知らずに良かった。 気楽で、無邪気で。 自分の意志で歩こうとせず。 どこに向うかも分からない。 そんな日々が続いて…

失うこと…

人は失うことを恐れる。 大切な何かを失えば。 自分がとても傷つくから。 とても辛いことだから。 だから、人は守ろうとする。 大きな力で。 大切なものを守ろうとする。 でも、大きな力は。 相応の犠牲を必要とする。 その犠牲なくして。 力を使うことはで…

シンプルに…

最初は単純な理由だった。 大切な人をただ守りたい。 それだけだった。 でも、思い知らされた。 自分は弱くて。 今までは、偶然で何とかできていたことを。 だから、覚悟を決めた。 絶対に強くなって。 絶対に傷つけさせない。 それから、強くなるために。 …

憧れるだけ…

夢を描いていた。 その夢をかなえようと。 必死になっていた。 その夢がどんなものかも知らずに。 そして、必死になって。 少しずつ学んでいくうちに。 自分がどんな夢を描いていたのかを。 唐突に理解した。 それは、自分の力では決して手に入らない。 近づ…

流されて…

自分の足でしっかりと歩きたかった。 しっかりと大地を踏みしめて。 一歩一歩丁寧に。 自分の道を歩きたかった。 流れに身を任せて。 流されるままに生きてきたこれまでと違って。 今までは、自分で決めたつもりだった。 自分の意志でそこに立っていて。 自…

枝分かれ…

世界には無数の可能性が存在している。 それぞれ先にあるものは別だけど。 その根元となるものは同じ。 選んだことで。 先の道が別れ。 異なる可能性として世界に散っていく。 先にあるものは分からない。 この枝分かれした世界に居て。 その道を選んで本当…

去り行く人…

本当に大切な人がいて。 その人と過ごす時間が幸せで。 自分がとても満たされている。 けれども、全てに終わりがあるように。 その幸せが終わってしまった。 大切な人が去ってしまった。 何も言わず。 何の感情もなく。 自分から離れてしまった。 自分は愕然…

再会…

また明日。 もう一度会おう。 一度別れてしまっても。 もう一度、会う約束をする。 もう一度会う約束をすれば。 それが希望となる。 どんなにその日が不安でも。 どんなにその日が辛くても。 もう一度その人と会えること。 それは闇を照らす希望となって。 …

手段と目的…

自分には目的があった。 その行動の一つ一つ。 全てがその目的のためにあった。 そして、ゴールをめざして。 ずっと歩いてきた。 でも、何時のころだったか。 自分は目的を見失ってしまった。 大きな流れに流されて。 その流れから戻らなければ。 目的が達せ…

他の道…

自分は業を背負っている。 その業は、大きな力を与えてくれる。 けれど、その力を使うたびに。 自分を戒める。 冷たく、重い鎖で。 その鎖はどんどん増えていく。 そして、業は大きくなり。 また、力を使う。 本当は、これ以上業を背負いたくは無い。 これ以…

見えないもの…

自分が何かに集中しているとき。 その何かは良く見えているけど。 他のものはあまりみえない。 それは、自分で見ようとしていないから。 自分の意志でそうしようとしなければ。 それは、ただの映像となる。 ただの映像は印象が無いから。 見えないのと同じ事…

流れのままに…

世界には流れが存在する。 この世界に存在するすべての事象に。 その大きさはそれぞれ違うけど。 どれもがとても強い流れ。 人の力では到底抗うことのできない流れ。 それを変えたり、遡る事は叶わない。 だから、流れに逆らってはいけない。 逆らえば、きっ…

誰も悪くない…

何故こうなったのだろう。 自分が悪いわけでもない。 自分に巣食っているこれが悪いわけでもない。 周りの誰かが悪いわけでもない。 でも、自分は一人になってしまった。 自分を残して。 皆が離れてしまった。 手を伸ばしても届かない場所へ。 自分に巣食っ…

ともし火…

暗いくらい闇の中で。 一人で歩いている。 足元が全く見えなくて。 いろんな障害物があって。 体がたくさん傷ついた。 けれども、止まることはできない。 自分を呼んでいる声が聞こえるから。 それはとても小さな声だけど。 この闇の中で。 自分に明かりをく…

嵐…

あるときの一言が。 自分をとても傷つけた。 とても痛くて、哀しかったけど。 それ以上に、とても怒りを覚えた。 きっと、相手には何気ない言葉なのだろう。 でも、それは自分を怒らせた。 無神経な一言に感じて。 頭が真っ白になって。 怒りで頭が一杯にな…

落ち着いて…

人はいつも時間に追われている。 人だけが作った概念に。 自身が生み出した束縛の鎖に。 だから、人はいつも慌てている。 時間が無いという理由で。 慌ててしまうと。 余裕が無くなって。 周りが見えなくなって。 いろんなものを巻き込んで。 取り返しの付か…

手をかざす…

暗い闇に染まる部屋で。 天井に向って、手をかざしてみる。 今自分が掲げているこの手は。 この先、いったい何をするのだろう。 今までは、たくさんのものを作ってきた。 物も、絆も、記憶も。 そして、同時にたくさんのものを壊してきた。 自分が見つめるこ…

手を引くもの…

いつの間にか自分は暗い闇の中にいた。 どこを見回しても闇が広がっていて。 光は全く存在しない。 どの方向に進めばいいのかもわからず。 どこが壁なのかも分からない。 でも不安は無かった。 自分の手を引いて。 導いてくれる人がいたから。 その人を見る…

歌うもの…

彼らは歌をつむいでいた。 とても誇りに満ちて。 とても嬉しそうに。 彼らの気持ちを。 彼らの情を。 彼らの思いを、生命を。 歌に乗せて。 どこまでも高く。 どこまでも広く。 どこまでも遠く。 歌よ響けとばかりに。 歌い続ける。 とても大きな代償と共に…

偽りの…

幼いころは自分を偽ることは無かった。 素直に言葉に表して。 真っ直ぐに何かを見ていた。 でも、大人と呼ばれるころになって。 いろんな経験をつんだころになって。 偽ることを覚えてしまった。 自分を偽って。 人に良く見られようとしたり。 真実を偽って…

決まらないこと…

迷うこと。 それは、自分の未来、可能性。 性格、気分。 あらゆるものを要素として。 目の前にある物を取捨選択し。 吟味して、進むこと。 迷い、悩み、考えて。 そうして決めた道ならば。 自分なりに納得できている。 だから、先を目指すことができるのだろ…

誰のための…

ずっと歩いてきた。 いくつもの分かれ道を選んで。 迷いながら進んで。 大きな壁に立ち止まって。 苦しくて、辛くて。 痛くて、哀しくて。 嬉しいこと、楽しいことが。 すぐになくなってしまって。 何時しか希望も薄れていった。 どうして、自分はここにいる…

役目を終えて…

今、自分の目の前で。 長い時間の約束を果たし終えて。 消えようとしているものがある。 その約束が始まったのがいつかは分からない。 でも、それからずっと。 今の今まで。 それは課せられた役目を果たしてきた。 雨でも、風でも、雪でも。 何時、如何なる…

遠くにあるもの…

いつからか、それは近くに居た。 自分のすぐそばで。 何時も一緒に居た。 それがすぐそばに居ることがとても心地よくて。 穏やかに流れる時間に身を任せて。 とても、穏やかに過ごしていた。 それがとても幸せだった。 でも、ある日突然、幸せは壊れてしまっ…

もう一度初めから…

力を望んでいた。 大切なものを守りたくて。 強くなりたくて。 ただ、強く力を望んでいた。 そして、望みは叶った。 自分は強い力を手に入れた。 その力で、大切なものを守れた。 それが嬉しくて。 それが誇らしくて。 自分の力を振るっていた。 その力に酔…

本当のこと…

すべてのものに存在する真実。 それは時として、意図的に隠され。 ゆがめられ、それとわからない状態で。 人に伝えられる。 真実はありのままをすべて伝えるから。 知らないほうが良い。 知らないほうが幸せでいられる。 知れば苦しんでしまうから。 善意で…

違う道…

幼いころに考えた自分の理想。 無限に広がる可能性を信じて。 その途中に立ちはだかる壁は無いかのように。 気ままに、自由に。 自分の未来に思いを馳せていた。 まるで、願えば全てがかなうかのように。 無邪気に信じて。 その先に希望を見出していた。 あ…

欺きの心…

人はどうしても正直ではいられない。 いつか、必ずどこかで嘘をつくことになる。 きっと、この世界が。 正直では生きていけない世界だから。 嘘をつくことを迫られる世界だから。 嘘をついて。 人を騙して。 自分を騙して生きていく。 嘘をつけばつくほどに…