2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

終わる世界…

この世界はいつまでも続く。 限りなく、いつまでも。 どこまでも変わることなく。 そんな風に信じようとする自分がいる。 決してそんなことはありえないと知っていながら。 いつまでも。 変わらない日常を信じようとしている。 いつかは壊れてしまうことを知…

パラドックス…

もしもあの時。 人は後悔をしたときにそう考える。 もしも別の選択をしていたら。 もしもあの時話していたら。 そして、後悔をして、別の可能性を考える。 でも、決して時を巻き戻すことはできない。 時の流れは不可逆なればなり。 つまりはそういうことだ。…

時を越えて…

時間を越える。 人には決してできないこと。 人は今しか生きることができないから。 でも、人が持つ思いは超えることができる。 それは、何かに篭められたり。 誰かに語り継がれる。 そうして、何年も。 あるいは何十年も。 思いは時を越える。 そして、今あ…

パンドラの箱…

決してこの箱を開けてはいけない。 そういわれた人がいた。 けれども、その人は好奇心に負け。 箱を開けてしまった。 そして、そこから出てきたのは災い。 不幸。 憎しみ。 哀しみ。 それらは、世界に散らばった。 そして、最後に箱に残ったのは希望。 それ…

帰る場所…

帰るべき場所。 自分が安らぐ場所。 人はどんなに何かを失くしても。 決してそれを失うことはない。 自分は失ったと思っていても。 それは忘れているだけ。 忘れようとしてるだけ。 帰るべき場所があることが幸せだということを知らず。 そこには、自分を待…

忘却の城…

大切なもの。 大切な記憶。 自分は決して忘れることはない。 そう思っていた。 けれども。 何もない日々が繰返す。 そんな中でできていく、何気ない記憶。 それが積み重なっていくうちに。 いつの間にか、埋没していた。 そのことに気付くこともなく。 ただ…

願いに咲く花…

人は誰もが願いを持っている。 それは、小さな願いも大きな願いも。 人によって、その大きさも異なる。 最初は小さな小さな一粒の種。 しかし、人の願いが。 想いが強いと、願いの種は芽吹く。 小さな葉を芽吹かせる。 それからも、想いに応じて花は大きくな…

癒し…

人はいつか死ぬ。 そして、それまでに傷を負ってしまう。 それは、見えない傷。 心の中の傷。 そして、その傷はどんどん増えていく。 治る暇もなく。 人が絶望するたびに。 人が悲しむたびに。 心が傷ついていく。 その傷を治す存在が希望。 小さいけれど。 …

自分の世界…

人は自分だけの世界を持っている。 その中では自分を中心に世界が回る。 その中では自分が主人公。 それは、どこにもない世界。 自分の望むものが顕現している。 自分の求めるものがそこにはある。 自分はその世界の一部であり。 世界は自分の一部。 そして…

強くあれ…

希望。 願望。 それは人が生きるための力。 歩くための力。 それがなくなれば歩くのをやめてしまう。 それを手に入れるために、歩くのだから。 けれど、決してその道は平坦ではない。 道なき道を切り開き。 多くの障害を乗り越え。 それでも、力の限り望む。…

未知の可能性…

人には多くの可能性がある。 それは、人には選択肢がわかるから。 今、目の前にある道が分かるから。 けれども、時には残酷な選択を迫られる。 選択は右か左のどちらか。 それだけしかないときがある。 そして、人は悩む。 どちらが正解で、どちらが不正解か…

叶えるもの…

願い。 誰もが持つもの。 最も強い望み。 それは簡単に手に入れられるものではない。 多くの苦難を乗り越え。 多くの時間と労力を費やして手に入れる。 人はそのとき願いがかなうという。 願いを叶えるのは自分。 星や、月ではなく。 神や天使でもない。 自…

季節…

春夏秋冬。 ここにある季節。 延々と繰返すもの。 始まりと終わりを示す。 春。 始まりの季節。 命が鼓動し。 世界が産声を上げる。 どこかで、出会い、そして別れる。 終わりの季節でもある。 夏。 世界が喧騒に包まれる。 焼け付くような日の光。 世界が最…

雨…

雨。 空から降る。 空気中の水分が凝結したもの。 大地をぬらすもの。 中には雨を嫌う人がいる。 それは自分が濡れてしまうから。 蒼く澄んだ空が見えないから。 でも、雨は人に有益なもの。 雨が降る。 川が流れる。 海に出る。 雨は大地に恵みを齎し。 川…

回帰…

人は歩き続ける。 終わりを迎えるまでいつまでも。 しかし、その道には壁がたくさんある。 そして、中には簡単に超えることのできない壁がある。 そんな時、人は立ち止まる。 大きく分厚い壁になればその時間も多くなる。 それは、今の自分ではどうしようも…

狭間にあるもの…

光と闇。 生と死。 陰と陽。 正と負。 世界には相反する二つのものがある。 それらは常に、お互いを侵食し、生み出している。 矛盾する存在でありながら、依存している。 メビウスの輪のように。 終わることなく、いつまでも。 そして、それらは時に交じり合…

相反するもの…

人は誰かを信じようとする。 誰かを信じて、心を許そうとする。 しかし、それには大きな壁がある。 それは疑惑。 人の心を覗くことはできないから。 自分は信じて、心を許しても。 相手が同じであるとはいえない。 表面はそう感じていても。 隠れたものがど…

完璧なもの…

人は完璧ではない。 何をするにも優秀な人間。 そんな人はいても、どこかしらに欠点が存在する。 間違いを犯さず。 どこにも欠点がない。 そんな存在はいない。 例え、神と呼ばれる超越者でも。 間違いを犯し。 欠点が存在する。 そして、人は何かをするとき…

たくさんの自分…

個性。 それは、一人ひとりをあらわすもの。 群の中から個を分けるもの。 マイノリティーなもの。 でも、本当に自分は独りなのだろうか。 誰からみた自分は、常に一人。 その人から見れば、自分は自分でしかないから。 けれども、その人の中にいる自分。 そ…

みつめるもの…

人には二つの眼がある。 そして、人はその眼で何かを見つめる。 遠くのもの。 近くのもの。 輝くもの。 輝きを失ったもの。 その眼に映るもの全てを見ようとする。 けれども、全てを見ることはできない。 人には限界があるから。 だから、人は見るものを選ぶ…

なすべきもの…

人にはそれぞれ役割がある。 国の代表として国民を纏めるもの。 最低限の知識を子どもに授けるもの。 自治を守り、不正を正すもの。 人の命を助けるもの。 この世界には多くの役割が溢れている。 その中で、自分の役割は何だろう。 誰にもできるもの。 それ…

川のたび…

全ての生き物に共通したもの。 それは、生から始まり、死で終わる。 何ものにも覆すことのできない絶対の摂理。 そして、生き物として生まれたときから。 冒険は始まる。 山に降った雨がやがて、川を下るように。 ゆっくりと、しかし確実に。 川の流れは時の…

待つものと手に入れるもの…

果報は寝て待て。 昔の人はそういった。 幸せも、喜びも、全てはあせらずに待つものだ。 そういう意味だったと思う。 けれども、幸せも、喜びも、待つものではない。 まっていても、それと気付かずに終わってしまう。 待つということは、何も変わらないこと…

心の色…

人の心は最初は真っ白。 何ものにも染まらず。 何も知らない色。 そして、成長するごとに。 心にも色が付く。 周りの影響を受けて。 画家がキャンパスに絵を描くように。 ゆっくりと。 しかし、確実に。 小さいころは、心に付いた色も少ない。 しかし、大き…

掴み取るもの…

人には足がある。 人には手がある。 人の足は、歩くためのもの。 自分の道を目指し。 しっかりと大地を踏みしめて。 自分を支えながら歩く。 人の手は、何かを掴み取るためのもの。 単純なものに尽きず。 力も。 強さも。 心も。 希望も。 人の手にはその力…

When you wish upon a star…

星に願いを。 そんな唄がある。 闇に包まれた世界を、小さな瞬きで僅かでも照らす。 時には神秘的に。 人を照らし、道を照らす。 その小さな光は、闇に恐怖する人の希望になる。 昔の人は、その星に神性を見出した。 夜になっても、迷わないように。 闇を恐…

命の価値…

幼いころの思い出。 近所の子どもたちとする約束。 その中で交わされる言葉。 「命を賭ける」。 子どもたちは知らない。 自分が欠けようとするものの大きさを。 命は簡単に投げ出せるものではない。 全てのものに宿ってはいても。 自分の命はひとつしかない…

偽りのもの…

真実とは時に残酷なものである。 人や時間、場所、全てのものに影響を受けることなく。 そこにあることが全て真実。 例え、それが神と呼ばれる存在であっても。 真実を偽ることはできない。 そして、人は辛い真実を目の前にしたとき。 それを、偽りのもので…

変えたい自分…

今までの自分。 何も知らない自分。 知ろうとすらしなかった自分。 知ることから逃げていた。 知ることは恐怖だと思っていたから。 けれど、知る必要がある。 目の前のものを。 自分を。 誰かを。 そうしなければ、何も始まらない。 今までの自分が止まって…

空と大地と海と…

空。 よく変わるもの。 時には蒼く、時には黄昏、時には闇。 どこまでも続き、いつまでも変わらないもの。 人が憧れ、見上げる。 大地。 多くの生命が住む場所。 全てを支える力の象徴。 何ものにも負けることのない存在。 海。 万物の源。 生命が生まれた場…