2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧
初めて光を見たときから。 ずいぶんと長い時間がたった。 初めて観るもの。 改めて知るもの。 大切な想い。 それまでの記憶。 その全てが多く積み重なって。 今の自分がいる。 きっと、世界が始まってから、このときまで。 その間に流れた時間に比べたら、星…
物を探している。 いつなくしたのか。 どこでなくしたのか。 それが何なのか。 思い出すことができない。 ただひとつ覚えていること。 それは、とても大切なものだったこと。 絶対になくすことのできなかったもの。 けれども、いつの間にかなくなっていた。 …
その日、初めて世界を感じた。 自分の力では何もできなくて。 ただ、鳴いているだけだけれども。 確かに世界を感じている。 それから、少しずつ力をつけて。 少しずつ、世界が広がっていった。 そして、同時に色と輝きを見せ始めた。 それから時が過ぎ。 私…
夜が明ける。 世界が輝き始め。 全てが目覚め、動き出す。 それでも、傍らであなたは眠っている。 朝が来たというのに。 全てが始まりを告げたというのに。 準備はできているというのに。 あなたはいつまで眠っているのだろう。 覚めない夢の中で。 露と消え…
一度は色を失った世界。 何の感慨も沸かず。 ただ流されるままに過ごす。 世界は流れていても。 自分の時間は止まったまま。 自分が何のためにここにいて。 何がしたいのかも分からない。 ただ、人形のように過ごしていた。 けれども、私は変わった。 自分が…
絶望に襲われ。 生きる気力をなくし。 自分を失いかける。 先には何もなく。 心が削られていく。 そんな時、人は心を閉じる。 もう傷つかないように。 そして、その人は闇に住まう。 その人の眼は深い闇に覆われ。 全ての光を吸収する。 いままでたくさん傷…
今日も世界のどこかで、生命は生まれ、死んでいる。 今日も世界のどこかで争いが起きている。 今日も世界のどこかで誰かが笑っている。 そして、今日も世界のどこかで誰かが泣いている。 同じ時間をゆったりと繰返しているようで。 どこかしらが違い、同じと…
慣れきってしまった日々。 楽しいと思うことも。 哀しいと思うことも。 全て、心の表面でのことで。 心の底には届かない感情。 そうして、過ぎ去っていく日々。 そして、これから来る日々。 きっとその日々も変わりないのだろう。 何もない、何気ない日々が…
世界はいつか始まり。 やがて、消えていく。 誰にもとめることはできない。 唯一絶対の真実。 その限られた時間の中で。 生命は生まれ。 育ち。 消え去っていく。 あまりにはかなく。 まるで幻のように。 けれども、その一瞬の時間に。 生命は一生懸命に生き…
今目の前に選択の道がある。 それはきっとこの先の未来に大きな影響を齎す。 どちらがよりいい未来につながっているのか分からない。 もし、ここで失敗してしまったら。 そう思うと、体が動かなくなる。 先に進むことが怖くなる。 けれども、先には進まなけ…
世界が闇に包まれる。 絶望が、恐怖が、跋扈する。 それらは人に取り付き。 滅びへと向わせる。 そんなくらい闇の中でも。 絶望が、恐怖が、周りに溢れていても。 先を見据え。 その瞳に光りを宿し。 前へと進もうとする。 襲い来る恐怖を、絶望を跳ね除けて…
世界には多くの生命が溢れている。 そして、当たり前のように生きてる。 こんなに多くの生命がいるというのに。 全く同じ存在というものがいない。 世界に自分はただ一人。 ゆえに、自分は誰にもなれず。 誰も自分にはなれない。 だから、人は自分であること…
人は自分を創る。 嫌われないように。 自分の居場所を作るために。 そのために人は嘘を付く。 自分を偽り。 自分を飾り。 人を騙して。 嘘は嘘を呼び。 やがて、膨らんで。 自分を押しつぶしてしまうと知っていても。 人は嘘を付くことをやめない。 真実を知…
人は生まれたときから旅に出る。 目的地を決めず。 ただ、歩いていく。 そして、途中で他の旅人に会う。 時には、一緒に旅をする。 そして、時には別れてしまう。 分かれ道に出会うたびに、立ち止まり。 それを選んで後悔しながら。 時には辛い道で、泣いて…
最も強い願い。 心の奥底から望み。 そのために全力を尽くす。 その過程で、どれだけ傷つこうとも。 どれだけ闇に包まれようとも。 それがあるから歩いていける。 諦めることなく。 前を向いていける。 そんな願いが自分にもある。 そして、自分が最も望むも…
人には枷が付いている。 自由を縛り。 制約で固め。 規約を押し付ける。 それはとても重く。 決して外れることのない枷。 でも、人は夢を持つ。 何ものにも侵される事がなく。 何ものよりも強い力。 その力は、枷を浮かせる小さな羽になる。 最初は小さくて…
人は、大切な何かを傷けられそうになる。 傷つけられたとき。 それを守ろうとするため。 それ以上傷つけさせないために。 誰よりも強くなろうとする。 その思いは、強く。 何ものにも負けない。 それは、世界で最強の盾であり。 それは、世界で最強の槍。 こ…
世界には多くの事実がある。 人の都合のいいように解釈され。 規制され、制御された真実がある。 そして、それは人の間に伝わっていく。 伝えられた人は、それを選び、塗り替え。 再び誰かへとそれを伝える。 そうして、いつしか真実とかけ離れた事実が出来…
私には記憶がある。 それはとても幸せなこと。 自分が自分として生きてきた証。 それと共に、大切な記憶。 私には大切な人がいる。 既に合うこともできない人。 いつでも顔を合わせる人。 中々合うことことのできない人。 そんな人たちの記憶がある。 時には…
奇跡の力。 この世ならざることを顕現する。 それは魔法。 古来より、人々が憧れ。 望み。 決して手に入れることのできないもの。 奇跡を起こし。 その力で人を救い。 あるいは殺す。 その力は、人の心で染まる。 白く、あるいは黒く。 そして、人々は気付い…
日が昇り。 朝が来る。 人々が活動を始め。 今日という日が始まる。 電車に乗り。 会社にたどり着く。 そして、今日も退屈な時間が始まる。 自分から声をかければ、答えてくれる人がいる。 それ以外にも聞こえる笑い声。 空調も万全で。 恵まれた環境。 だけ…
人は生まれてきたとき、必ず泣く。 しかし、涙が流れることはない。 それは、生きるための手段だから。 そして、いつか成長し。 人は涙を流すことを知る。 自分の悲しみを。 自分の悔しさを。 自分の怒りを。 自分の嬉しさを。 心から、表現できるもの。 そ…
この世界に存在すること。 自分がいて。 人がいて。 全ての生命がいる。 けれども、本当に自分はいるのだろうか。 本当は、誰かが見ているゆめかもしれない。 本当は、何かのプログラムの産物かもしれない。 誰かが見ている夢ならば。 誰かが目を覚ましたと…
人の心には闇が生まれやすい。 心を絶望に染め。 生きる目的も。 そのための力も。 全てを奪ってしまう。 それを振り払うことのできるのはただ一つ。 それは、希望。 大きな希望は、大きな光りとなり。 闇を照らし出す。 もしも、今大きな希望がないというの…
平穏無事な毎日。 代わり映えのない日々。 ただ、淡々と流れていくときの中で。 ただ、淡々と時間を過ごしていく。 何気ない会話。 何気ない日常。 全てを心に刻みながら。 そんな日々はあっという間に壊れてしまう。 まるで、そんなものは幻だったかのよう…
全ての苦しみから解放され。 全ての憎しみから解放され。 全ての悲しみからも解放される。 それは人々が思い描いていた理想の世界。 そこにたどり着くことができれば。 悲しみも、怒りも、憎しみも、嘆きも。 存在することがなく。 悩むこともない。 そこは…
自分の心にあるもの。 自分が嫌だと思うこと。 自分が嫌悪すること。 そんな部分を誰かに突かれる。 その人は、自分と仲のいい人。 そんな時、あなたはどうするだろうか。 心は嫌だと悲鳴を上げる。 けれども、そのことを相手に伝えることはできない。 そう…
人の心は相容れない。 それは、ひどくもろいものだから。 簡単に傷ついてしまうから。 だから、決して深い部分に踏み入らせようとはしない。 絶対にして不可侵の領域。 けれども、人は孤独に耐えることができない。 だから、つながりを持とうとする。 そうし…
自分はどこにいるのだろう。 周りが認識している自分。 自分が認識している自分。 当たり前だけど、違う自分。 けれど、どちらも本当の自分ではない。 本当の自分というものに、色を塗る。 本当の自分というものに、仮面をかぶせる。 そうして、色を塗られ。…
大切なもの。 心から好きになり。 それを守ろうとする。 それは人が昔から思っていたこと。 自分の全てをかけて。 大切なものを守ろうとする。 それを傷つける存在から。 それを奪おうとする存在から。 そして、その思いが強いとき。 人は全てを凌駕する力を…