2009-01-01から1年間の記事一覧

よいお年を…

皆様、今年一年お疲れ様でした。 世間ではいろいろと大変な一年でしたが、 皆様はどうでしたか? 私個人としては、かなり災難続きの一年でした。(汗 とはいえ、小さなことでしたが、楽しいこと、 嬉しいことも多々あったわけで。 そんなわけで、今年ももう…

今も昔も…

あのころは楽しかった。 そういう人がいる。 とても懐かしそうに。 眼を細めながら。 そういう人がいる。 きっと、たくさんの楽しい思い出が。 そのときには、あるのだろう。 けれど、昔の楽しさにばかりとらわれていると。 今の楽しさを見失ってしまう。 そ…

Spice…

現実はひどく退屈だ。 いつもと同じ日常で。 代わり映えのしない毎日。 安全が保障されているけれど。 何かが物足りない。 別に小説に出てくる冒険を求めているわけではない。 そもそも、小説は空想だから面白い。 現実になってしまえば。 きっと、大変どこ…

やっと…

ずっと雁字搦めだった。 冷たい鎖に縛られて。 身動きができないほどに。 絡めとられていた。 だから、何とかしようと。 少しずつ、戒めを解いていった。 ゆっくり丁寧に。 そうして、一つ。 また一つと。 戒めが解けていった。 これまで窮屈だった身体が。 …

決めたこと…

ずっと考えていた。 自分に足りないもの。 自分が未熟だと思うもの。 それが何なのか。 長い時間をかけて。 ようやくたどり着いた答え。 それは、絶対の決意。 絶対に折れない心。 きっと、それが。 自分に足りないもの。 だから、それを鍛えるために。 やり…

災厄…

それは、突然やってくる。 どれだけ警戒していても。 どれだけ慎重でも。 突然襲い掛かってくる。 それが単体であれば。 まだ乗り切れる。 耐えることができる。 けれど、複数のときは。 心が完全に折れてしまう。 辛いこと、苦しいことが。 何度も、休みな…

躊躇い…

恐る恐る近づいていく。 少しずつ、じわじわと。 本当はもっと距離を詰めたいけれど。 どこまで踏み込んでいいのか。 どこまで近づくことを。 許されているのか。 分からない。 そして、きっと。 近づきすぎれば。 嫌われてしまうだろう。 だから怖い。 見え…

見えざる隣人…

それは、いつでもどこでも。 自分の隣にいる。 どんな姿をしているのか。 誰にも分からない。 触れることも。 声を聞くことも。 それどころか姿形さえも。 それは持っていない。 けれど、それは確かに隣にいる。 そして、いつか時が来たら。 自分の全てを奪…

終焉…

このときのために。 ずっと必死になっていた。 何度も挫折しながら。 けれど、そのたびに立ち上がって。 なけなしの勇気を振り絞って。 誰かに助けられながら。 誰かを助けながら。 寄り道をして。 脱線して。 無限に思える道を。 踏破してきた。 でも、その…

巣立ち…

雛鳥が巣から。 飛び去ろうとしていた。 まだ生え揃っていない羽根を。 必死になって羽ばたかせて。 きっと、巣立つことに。 恐怖もあるのだろう。 しっかりと生きていけるのか。 空を舞えるのか。 誰にも頼らずに。 世界を見れるのか。 それでもひな鳥は。 …

見つけた…

自分はそれまで。 自分自身で歩いていると。 しっかりと地に足をつけていると。 そう思っていた。 人と違うことをして。 それが特別なことなのだと思っていた。 けれど、あるとき。 争う人を見た。 その人は、自分なりの指針があって。 けれど、それが人とぶ…

大衆と個人…

大事の前の小事。 大儀のための犠牲。 一を捨てて九を救う。 全て、大衆を救うこと。 多のために小を切り捨てる。 そういう考え方。 何かの犠牲なしには。 何も得ることができない。 そんな考え方。 別に犠牲を否とするわけではない。 必要な犠牲というのも…

逃避…

なぜだろう。 楽しいはずだったことが。 心のそこから楽しめない。 どこかで、楽しむことを苛んでいる。 何をしていても。 どこにいても。 いつも、心のどこかで。 同じものが責め続ける。 このままではいけない。 いつまでも逃げていてはいけない。 そうや…

なんでもない日…

人は、不幸なことが起こると。 その日のことを忘れることはできない。 それは、きっと。 その日のことを思い返すことで。 いつまでもそれから得た教訓を。 忘れないようにするためなのだろう。 けれど、人は。 幸せなこと、なんでもないことは。 すぐに忘れ…

届いたはずの…

いつでも、自分は。 そのときのことを。 後悔している。 もし、もう少しだけ。 自分に勇気があって。 あのときに手を伸ばすことを。 求めることを躊躇しなければ。 きっと、違う未来に。 なりえたのだろう。 けれど、それは。 もう過ぎ去ってしまったこと。 …

偽りの優しさ…

いつからだろう。 優しい人を演じたのは。 優しい微笑の仮面を身につけて。 偽りの優しさを演じる。 けれど、心の中では。 その人に対して優しくできていない。 昔は違った。 もっと純粋に。 心のそこから。 人に優しくできたのに。 そして、その優しさで。 …

変わること…

人は誰しもが。 変わらずにはいられない。 見た目にしても、内面にしても。 久しぶりに会った友人は。 過去に自分が知っていたその人とは。 どこかが違っていた。 そのことが少し淋しかった。 変わること。 それはとても嬉しいことのはずなのに。 自分が知っ…

導き手…

誰かを導くこと。 それはとても難しいこと。 誰かに何かを教えるためには。 そのことについて。 教えること以上に理解していなければいけない。 そして、たとえ理解していたとしても。 それを的確に教えることは。 さらに難しい。 もし、教えられる人が。 何…

告げるべきもの…

自分は、嘘をついている。 自分が抱えている真実とは。 まったく違うことを。 自分の大切な人には話している。 それは、真実を知られるのが怖いから。 真実を知られてしまったことで。 大切な人に嫌われてしまうことが。 とてつもなく怖いことだから。 だか…

白い翼…

ひらひらと。 目の前に一枚の羽根が落ちてきた。 それは、とてもきれいな白だった。 一点の曇りもない純白。 そんな羽根が落ちてきた。 その羽根の持ち主は。 きっと、今もどこかで。 優雅に空を舞っている。 純白の羽根に風を受けて。 力強く、優雅に。 蒼…

特別な日…

いつもと同じ日々。 いつもと同じことをして。 いつもと同じように。 一日を終える。 そんな日が毎日続くと。 きっと、自分が自分でなくなるような。 そんな気持ちになるだろう。 だから、時々は。 いつもと違う。 そんな特別な日を作ってみよう。 その日に…

気ままに…

いつも、型どおりだった。 決められたことをして。 決められた時間に行動して。 決められた時間に一日を終える。 そんな時間をたくさんすごしてきた。 だから、ある時。 決められたことがない時間に。 何をしたらいいのか。 何をすべきなのか。 分からなくな…

安直な選択…

いつもそうだった。 何をしてもうまくいかなくて。 他のみんなが当然のように。 こなしていることを。 人の何倍もの時間をかけて。 ようやく達成する。 そんな自分の才能のなさに。 そして、自分の不器用さに。 誰よりも、自分自身が。 呆れ、嘆いていた。 …

逃げ水…

それは、もしかしたら。 幻想でしかないのだろうか。 自分が求めてやまないものは。 いつまでたってもつかまらない。 どれだけ走っても。 どれだけ手を伸ばしても。 決して届かない。 そのことが、とても。 口惜しい。 もしかしたら、自分にとって。 それを…

優しい時間…

日々の時間に忙殺され。 何も考えることができず。 何も感じることができない。 そんな時間が。 ずっと続いていた。 けれど、あるとき。 ふとした瞬間に。 忙しく動き回る足を止めてみた。 そこには。 それまで、気づかなかったものがあった。 ゆったりと流…

結局は…

いままでがむしゃらになっていた。 忙しく日々をすごし。 直向になっていた。 でも、それは違った。 ふとした弾みで。 そんな忙しい日々から外れて。 これまでの自分を振り返ってみた。 でも、そこには。 それまでとなんら変わりない。 惰性の日々が続いてい…

探し物…

ずっと、探し物をしていた。 それは、どこにでもあるようで。 どこにもないもの。 それは、ひとつのピース。 あるものを形作るために。 欠かすことのできない。 とても大切なもの。 それをずっと探していた。 そして、ひとつ見つけては。 組み合わせて。 ま…

ゆっくり…

自分が願っていること。 どうしても手にしたい夢。 それは、最初は小さな種。 それが、ゆっくりと次第に。 大きくなっていく。 自身の願いの強さと。 それを手にするための労力を。 願いの種が吸収して。 成長していく。 そうして、やがて。 種は茎を伸ばし…

流れ…

いままでずっと歩いてきて。 ふと後ろを振り返る。 そこには、自分が刻んだ。 膨大な時間があった。 悲しい時間も。 苦しい時間も。 嬉しく、楽しい時間も。 自分を創る時間のすべてが。 そこにはあった。 ゆっくりと。 流れていく時間。 人にはそれが。 と…

矛盾する想い…

自分の中に。 二つの想いがある。 どちらも突き詰めれば。 同じ想い。 けれど、それは。 決して相容れないもの。 油と水のように。 交わることなく。 磁石の同極のように。 お互いをはじいてしまう。 どちらかを選ぶしかない。 そして、どちらかを選んだ瞬間…