2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

負けないもの…

人には多くの感情がある。 喜び、楽しみ。 そして、多くを望む。 希望も、欲望も。 しかし、時としてそれらは一瞬で負の感情に変わる。 憎しみ、怒り、絶望。 人は感情を発して力を出す。 表出させる感情によって、力は違う。 そして、その強さも違う。 希望…

変わるものと変わらないもの…

世の中には、常に変化するものがある。 世の中には、絶対変化しないものがある。 変化するもの。 例えば、時間。 常に流れていて、同じものはない。 例えば、人。 いつまでも同じではなく、必ず変わる。 外面も、内面も。 そして、変わってしまえば、二度と…

憧れるもの…

人は自分にできないことができるものに憧れる。 空を自由に飛びまわる鳥。 海を自由に泳ぎまわる魚。 陸を颯爽と駆け抜ける獣。 何かに一生懸命になる人。 自分にはないもの。 自分にはできないこと。 それにたいして、羨望の眼差しを向ける。 そして、少し…

繰返すもの…

始まりと終わり。 生と死。 出会いとわかれ。 それは全てが繰返すもの。 始まりは何かの終わりであり。 終わりは何かの始まりである。 生は何かの命を奪う。 死は何かの命を育む。 出会いは同時に何かとの別れ。 別れは同時に、何かとの出会い。 人は、いろ…

空っぽの心…

心にはたくさんのものがある。 思い、嗜好、情、欲、望み。 心はそれらをしまっている。 そして、その全てを処理している。 機械のように正確に、より早く。 けれども、機械を使い続けていると壊れるように。 心も、使いすぎると壊れてしまう。 感情や、思い…

科学と魔法…

科学。 それは人が作り出したもの。 万物の法則に基づき、誰の手にも使えるもの。 兵器となりうるもの。 人の知識の結晶であり、謎は全て解明されている。 魔法。 それは、科学と相反するもの。 同時に、科学とよく似たもの。 不可能を可能にする力。 神秘の…

誰かと自分…

人は何故流行を求めるのだろう。 人は何故、自分ではない誰かになりたがるのだろう。 どんなに、髪型をまねてみても。 どんなに、服装を真似てみても。 どんなにその人になろうとしても。 決して、その人になれるわけではない。 自分を誰も真似できないよう…

今の道…

人は歩く。 どことも知れない場所へと向かい。 どことも知れない場所を歩く。 先には何があるかも分からず。 目の前には壁が立ちはだかる。 その壁を乗り越えると、再び別の壁が立ちはだかる。 そして、いくつもの選択を迫られる。 そのたびに、不安になり、…

魔物と人間…

人が作り出した物語。 そこには、神と呼ばれる超越者がいる。 そこには、魔物と呼ばれる恐怖がいる。 神とは人の憧れ。 自分にない力を持ち、不可能を可能にするもの。 全てを知り、人を戒めるもの。 時には厳しく、時にはやさしく人を見守るもの。 魔物は人…

近くと遠く…

遠くにあるもの。 それは、自分からあまりにも離れたもの。 だから、見えにくい。 想像すらもできない。 彼我の距離にどれだけの間があるのか。 それは、どんな形をしているのか。 それは、どんな特徴を備えているのか。 それが、どんなものかすらも分からな…

それぞれの物語…

人は物語をつむぎながら生きている。 それは、テレビなどのドラマとは違う。 何のエンターテイメントもない。 小さな小さな物語。 けれども、人はその一生をかけて物語をつむぎだす。 ささやかな幸せや、長く困難な暗闇。 その一つ一つが物語となる。 足跡一…

時の流れ…

時の流れは同じではない。 人が作った時間は偽りのもの。 それですら、常に同じ速さで流れているわけではない。 自分にとって嫌悪を感じるもの。 退屈を感じるもの。 何かしら、負の感情を抱いているとき。 そんな時、必然的に時の流れは遅くなる。 まるで、…

矛盾した心…

人は誰しも矛盾を抱えている。 暴力はいけない。 けれども、力が欲しい。 誰にも負けない力が。 生きていても仕方ないから死ぬ。 けれども、死にたくない。 人は多くの矛盾した心を持っている。 そして、その矛盾から目を逸らす。 正当化して、矛盾がないよ…

トワイライト…

黄昏。 世界が闇に包まれる。 世界が光を失う。 その前に訪れる暁のこと。 人は闇を恐れる。 それは、先が見えないものだから。 それは、恐怖の象徴となった。 だから、人は心に闇が生まれることを恐れる。 心の光を失うことを恐れる。 けれども、人は忘れて…

真実の心…

この世界には60億もの人がいる。 そして、それだけの数の心がある。 それは、誰かと交わることのないもの。 そして、決して誰にも分からないもの。 だから、人は不安になる。 人が自分のことをどう考えているかわからないから。 表面上はよくても、裏では分…

目の前のこと…

世の中には情報が錯綜している。 あらゆるメディアで情報が交錯している。 そして、その情報は真実とは限らない。 情報は規制され、刷りかえられて世に解き放たれるものだから。 自分の都合のいいように。 都合の悪いものは削除される。 真実はいつもひとつ…

どうしようもないこと…

人にはどうしようもないことがある。 どんなにがんばってみても。 どんなに力を振り絞っても。 どうしようもなく、変えることができないものがある。 そんな時、人はそれを運命として諦める。 自分の力ではどうしようもないから。 とてつもなく、高いところ…

終わらない日常…

太陽が昇る。 そして、いつもと変わりない日常が明ける。 いつもと同じように電車に乗り。 いつもと同じように、同じ駅で降りる。 そして、いつもと同じように会社へと向う。 会社へ着けば、同僚とくだらない話をしたり。 なれない仕事に苦労をしたり。 いつ…

螺旋…

人は同じことを繰返す。 先の見えない不安よりも、先の見える結果を選択するから。 けれども、帰ってくる結果はいつも違う。 始まりから、終わりへ来たつもりでも、いつの間にか真裏に来てしまう。 まるで、メビウスの輪のように。 表から裏へ。 裏から表へ…

拒絶の壁…

人は誰かとつながりを持つことで、心の安定を図る。 自分と共有の情報を持つ人。 自分と共有の感情を持つ人。 同じものを持つ人といることで、自分が安心できる。 だから、人は誰かと一緒にいようとする。 そうして、人は集まり、輪を形成する。 そして、そ…

理性と本能…

人は理性を持っている。 それは、自制の心。 それは、自戒の心。 人が人として生きていく。 そのためには、自分の本能にばかり従っていてはいけない。 自分が本能のままに行動したら、どういう結果を引き起こすか。 周りにどれだけの迷惑をかけるか。 それを…

失うこと…

人は何かを得ながら生きていく。 得たものは自分にとって大切なものになる。 そして、同時に人は何かを失くしながら生きていく。 大切な何か、それを失くしてしまう。 それは、なにかを得るための対価になったり。 単純に、気がつくとなくなっていたり。 そ…

宝物…

宝物がある。 それは、あるいは単純な金銭的価値のあるもの。 あるいは、形はあれど、自分にしか価値のないもの。 あるいは、形がなく、自分にしか価値がないもの。 金銭的価値があるものは、単純に自分の欲を満たすもの。 それは、物理的なもの。 形があり…

友達の力…

人は力を持っている。 それは小さいかもしれない。 それは大きいかもしれない。 人によって、その大きさは違う。 例え、持っている力が小さくても。 心を許せる存在、信じることのできる存在。 その人たちと力を合わせれば、力は大きくなる。 そして、独りで…

マイペース…

人は時間という概念を持っている。 それは、この世に生を受けてから、死ぬまで一生付き纏うもの。 いつしか、人は時間に追われるようになる。 自分の中にある時間よりも、外の時間を優先してしまう。 それは、社会という組織の中で生きるために必要なこと。 …

第一に考えること…

人として一番に考えなければいけないこと。 それは、相手を思いやることなのではないか。 自分のことばかり考える。 自分のことを第一に考える。 そんなことばかりをしていると、人からの信頼を失う。 相手を傷つけてまで、自己の保身に走る。 そうなってし…

リミット…

人には限界がある。 他人はできても、自分ができないことがある。 自分の限界を知ること。 それはとても大切なこと。 自分の限界を超えてしまうと、人は壊れてしまう。 一度壊れてしまうと、簡単には戻らない。 機械の様に修理できるわけではないのだから。 …

理解すること…

人は生きている以上、多くの壁にぶつかる。 その壁は、例えば難しい仕事だったり、悩み事だったりとさまざま。 そして、多くの場合、その壁は高く、硬い壁でもある。 簡単に超えることができず、簡単に破ることができない壁。 それでも、人はその壁を越える…

目指すもの…

人は、自分の中に目指すべき道を持っている。 それは、自分の理想。 そして、そこにたどり着く道はたくさんある。 辛く、困難な道。 近いけれども、苦しい道。 苦労は小さくても、長く続く道。 そのどれもが、たどり着く場所は同じ。 けれども、その道には障…

古いものと新しいもの…

新しいもの。 どんなものにも染まらず、影響を受けていないもの。 まっさらなもの。 それを、時をかけて、手間をかけて。 自分の色に染めていく。 そうすることで、情を篭めていく。 そうして、時がたち、いつしか新しいものは古いものへと移り行く。 自分の…