2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

進化…

きっと、今の自分は。 昔に比べたら。 成長している。 見た目の問題ではなく。 心が、成長している。 それは、あの頃にはなかったものが。 今はあるから。 それは、とても大切なものであり。 何者にも譲れないもの。 それを守るためならば。 きっと、自分は…

左回りの時計…

それはもう。 手遅れだった。 真実を知って。 それをとめようとした。 邪魔なものを排除して。 傷つきながらも。 罵られながらも。 それをとめるために。 ずっと、走ってきた。 そして、ようやく根本にたどり着いた。 けれど、それは既に。 始まってしまって…

陽だまりの手…

いつの間にか。 自分は、途方にくれていた。 どうしていいのか分からない。 どうなっているのか分からない。 そもそも何故こうなったのか。 それすらも分からない。 分からないままに。 ずっと、途方にくれていた。 人は、自分と眼を合わせようとせず。 我関…

人形…

自分は自分でしかない。 自分以外の誰でもないし。 誰にでもなれない。 それはごく当たり前のこと。 けれど、人は得てして。 相手を通して。 誰かを見てしまう。 その人本人ではなく。 別の人間として捉えてしまう。 きっと、誰にでも。 そんな経験がある。 …

正しい答え…

迷ったとき。 重大な決断を迫られたとき。 答えを出さなければいけないとき。 何時だって、人は。 正しい答えを求めてきた。 誰もが納得して。 最も正しい答えを。 けれど、世界に。 そんな答えは存在しない。 だから、人は。 自分なりの答えを。 模索し続け…

戻らない時間…

すべては遅すぎた。 もっと早くに気付いて。 そのときに止めておくべきだった。 自分がやってきたことが。 誰かを苦しめる。 そんな簡単なことに。 何時だって、真実は。 残酷なものなのかも知れない。 自分はそんなつもりはなかった。 自分はそんなことをし…

未来像…

今ある自分から。 その未来を予測する。 そして、その結果を元に。 自分の行動を決める。 これは、誰にでもできること。 違いがあるとすれば。 その精度。 予知に近いレベルにまで。 未来を予測できる人もいれば。 予測した未来像から。 大きく逸脱する人も…

ごまかし…

自分の未来は。 自分で切り開かなければいけない。 そんなことは当たり前。 ただ、そのための力が少ない自分は。 どうしても、苦労する。 人が軽々越える壁を。 苦労して乗り越え。 人が楽に飛び越える溝を。 苦労してわたりきる。 どれだけ訓練しても。 力…

香辛料…

今日もいつもと同じ。 全てが昨日の延長で。 同じことの繰り返し。 いつもと変わらない時間が。 貴重で得難いものだと。 理解はしている。 けれど、どうしても。 どんどんつまらなくなる。 だから、心のどこかで。 少しだけ非日常を求めている。 いつもと同…

無心…

良く晴れた昼下がり。 日光を浴びながら。 ゆっくりとすごす。 片手にお茶と和菓子。 そんな時間を過ごせたら。 きっと、自分は。 とても幸せだと思う。 何も考えず。 人が生み出した柵にもとらわれず。 自分を縛る鎖から。 一時的にしても解放される。 それ…

世界の裏…

すべてのものには。 裏のものが存在する。 裏の性格、裏の歴史。 そして、それは。 決して表立つことはない。 けれど、その裏の世界も。 表の世界と変わることはない。 そこにはたくさんの人の感情や。 想い、願いが関わっている。 過去、いくつもの歴史がつ…

先入観…

人は誰しも。 一度思い込んでしまったら。 それ以外に見えなくなってしまう。 ルビンの壷が。 人の顔に見えてしまうように。 それは、先入観。 自分で生み出してしまう。 自分自身の誤解。 そして、思い込んでしまえば。 世界はひとつにしかならない。 本当…

模索…

いつも何かをするたびに。 常に全力だった。 だからだろう。 いつもそれが終わるたびに。 とてつもない疲労に襲われていた。 もっと、自分に力があれば。 こんな苦労はしないのだろう。 きっと、もっと早く。 もっと簡単に。 全てを片付けるのだろう。 でも…

想像力…

何かを想像すること。 それは、生きていくための。 必須の能力。 今の自分の状況を把握して。 これから起こりえる事象を。 想像し。 自分に迫る危機を察知して。 それを回避する。 それは生存本能に似ているもの。 千差万別にある人の生き方。 これからの自…

知識と力…

かつて、世界がひとつで。 始まりの楽園があったころ。 最初の人は、知恵の実を食べた。 それから、久遠のときを経て。 人々は、その知識を進化させてきた。 人から人へ伝承し。 理論から現実にリンクさせ。 その知識を力へと変換し。 人は、文明を築き。 今…

記憶の中で…

すべては記憶となる。 1秒前のことでも。 数年前のことでも。 過ぎてしまえば。 全てが過去となり。 記憶となる。 そして、その記憶と同じ時間を。 二度と過ごすことはできない。 どれだけ状況が似ていようとも。 どこかしらが違う。 だから、人は。 記憶を…

裏側…

日常が溢れる世界から。 少しだけ、非日常の世界に足を踏み入れた。 一見しただけでは。 今までの世界とさほど変わらない。 けれど、雰囲気が全く違う。 そこには人もいる。 けれど、雰囲気のせいか。 人の覇気が感じられない。 そこは、とても重く。 簡単に…

崩れた世界…

あの時は、本当に幸せだった。 いつも暖かくて。 いつも安らいでいた。 例え、どんなに疲れていても。 すぐに気力が回復する。 そんな場所があって。 本当に幸せだった。 けれど、その幸せは。 唐突に崩壊した。 あれほど暖かかった場所が。 今ではとても寒…

迷宮…

何時の間にか。 迷い込んでしまった。 どうやってきたのか。 どうしてここにいるのか。 分からない。 気が付けば。 ここにいたのだ。 そこは不気味なほど静かで。 不安を掻き立てるように薄暗い。 だから、早く出ようと。 歩き回った。 けれど、知らなかった…

光条の先…

自分は一人で立ち止まっていた。 皆はどんどん先へ進んでいく。 自分も、立ち止まっている暇はない。 けれど、どうしても進めなかった。 どうしたらいいのか分からないから。 まるで、一人で漆黒の世界に。 置き去りにされたように。 一人で立ちすくんでいた…

記録…

ふと思いついて。 昔の記録を持ち出してみる。 自分の記憶に残っている懐かしい写真。 誇らしげに賞状や楯をかざす写真。 自分の記憶にない写真。 過去に確かにあった出来事が。 眼に見える形で、そこに刻まれていた。 きっと、これからも。 これらの記録は…

嵐…

とても静かだった。 一切の音が消え。 不気味なまでの静寂。 それは前兆。 猛威を振るう嵐が。 その地を訪れる。 それを知らせるもの。 そして、その嵐は。 巨大な爪あとを刻む。 それは人も同じ。 突然静かになった人は。 突然穏やかになった人は。 その心…

償い…

自分は過去に。 大きな過ちを犯してしまった。 そして、その結果。 たくさんの人に迷惑をかけた。 だから、そのとき。 自分にできる形で。 償いをした。 そして、その償いは。 今も続いている。 それほど、自分が犯した。 罪は重いものだ。 その過ちを犯して…