2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

勘違い…

自分に起こる良くないこと。 それに遭遇しても、人はどうすることもできない。 ただ、自分に降りかかる災厄を。 指をくわえてみていて。 ただ嘆くことしかできない。 ただ、一刻も早く災厄が去ることを祈るだけ。 辛いことも、痛いことも、哀しいことも。 全…

潜むもの…

物事にはすべて何かが隠されている。 隠されているものが何かは分からない。 もしかしたら、暗闇かもしれない。 小さく光る希望かもしれない。 どちらにしても。 それを知ろうとしなければ。 気付くこともできない。 知ることができない。 そこに何が隠され…

向う場所…

自分はどこを目指しているのだろう。 どこに行きたくて。 そこで何をしたくて。 どうして、そこを目指しているのだろう。 最初は全てがはっきりしていた。 確たる信念を持って。 その道を選んでいた。 でも、今は曖昧になってしまった。 自分がしたいこと。 …

付きまとうもの…

自分は重大な罪を犯した。 自分が今生きているのは。 たくさんの犠牲の上でのこと。 自分がここまで来るために。 数え切れない犠牲があった。 自分が望んだことではなくても。 犠牲になったものがあって。 その犠牲があったからこそ。 自分がここにいる。 そ…

潔く…

認めよう。 自分は間違っていた。 そして、謝ろう。 間違っていたことに。 自分が間違っていて。 それを教えてくれた。 それを信ずるにたる証拠と共に。 そして、自分は認めたのだ。 それが間違いだったことに。 自分が正しいと思っていたことが。 実は間違…

強さを求めて…

自分がとても小さかったころ。 自分はとても弱かった。 大切なものどころか、自分自身すらも。 守ることができなかった。 ただ、圧倒的な暴力の前に。 震えて、おびえて、泣き喚くだけ。 それから、時間が経った今だけど。 今でも自分は弱いのだと思う。 自…

戻れない日々…

自分がここに来てから。 たくさんの時間が流れた。 今でも、一日一日がとても長く感じられるけど。 思い出してみた日々はとても早かった。 一日が、一週間が、一月が、一年が。 たくさんの流れた時間。 自分はそれだけの日々を、時間を過ごしていた。 でも、…

覚悟を決めて…

どうしてこうなったのだろう。 自分が特に何をしたわけでもない。 誰かが悪いわけでもない。 いつまでも、普通の日々が続くと思っていた。 でも、自分は今暗闇にいる。 いつもと同じように、一日が始まって。 いつもと同じように、終えるはずだった。 でも、…

いつまでも…

今まではずっと、逃げていた。 壁に当たって、乗り越えることができないとき。 自分に言い訳をして。 誰かに助けてもらって。 自分で、乗り越えようとする意志が弱かった。 だから、壁を越えることができても。 自分に得るものが無いような気がしていた。 他…

信じること…

ある人が言う。 自分は自分が嫌いだと。 自分の過去も、現在も。 自分を好きになることはできない。 臆病で、自分勝手で。 どうしようもないくらいに。 自分が嫌いだ。 そんな人を見て。 私は哀しくなる。 誰よりも自身を知っている自分が。 自分を嫌う。 そ…

飛べない翼…

自分は翼を持っていた。 本来は自由に空を舞い。 いきたいところへと行く翼。 けれども、自分の翼は違う。 空に自分を運ぶことは無い。 どれだけ羽ばたいても。 空は遠く、手が届くことは無い。 それは飛べない翼。 そして、翼は時々暴れだす。 恐ろしいまで…

探し物…

ずっと探していた。 自分にとってとても大切なもの。 自分の半身にも等しいもの。 それを探していた。 でも、それを知らない。 どんな形なのか。 どんな色なのか。 どんなものなのか。 どこにあるのか。 何も分からない。 それでも、心の奥底から。 衝動が湧…

降り注ぐもの…

目の前には渇ききった大地が広がっている。 湧き水は既に枯れきってしまい。 残ったのは、罅割れた大地。 それとよく似た光景がある。 自分の心。 自分の心も渇ききっていて。 時々浮かんでくる感情も。 作り物めいていた。 本当に楽しそうに笑う人のそばで…

幸せなこと…

自分にとっての幸せ。 それは何だろう。 綺麗な服を着て。 おいしいものを食べて。 皆に優しくされて。 柔らかい布団で眠る。 それも、ひとつの幸せなのだろう。 でも、自分はそれを本当に求めてはいない。 自分にとっての幸せ。 それは、きっと夢を叶えるこ…

かさぶた…

少し前に、自分がいたせまい世界が壊れた。 そこでは、自分はとても小さな存在で。 ただ、毎日のように何かを壊していた。 自分が壊したものの感触が。 いつまでも残っていて。 壊した破片が自分にこびりついてはなれない。 どれだけ洗っても。 そして、眠れ…

求めて…

暖かい陽気が包み込んでいる。 きっと、皆穏やかな暖かさで気持ちいいのだろう。 でも、自分はとても寒い。 自分の中では、寒さに震えている。 今、自分のそばに誰もいないから。 自分に暖かさをくれる人がいないから。 穏やかな陽気の中で。 自分だけが震え…

踏み出す人へ…

今、あなたは初めの一歩を踏み出そうとしている。 これまでとは全く違う世界の一歩。 それまでは、哀しいことも、辛いことも。 あまり経験しなかったかもしれない。 でも、その一歩を踏み出せば。 あなたは知ることになるだろう。 自分が如何に甘かったのか…

逃げ出した後…

現実はいつでも厳しい。 何をしてもうまく行くことはなく。 ただ、冷たい事実を突きつけられる。 どれだけ努力をしても。 それが報われることはなく。 自分の大切なものすらも。 守ることができない。 とても、辛くて、冷たくて。 哀しい現実。 そんなものを…

届くもの…

手を伸ばしてみる。 その手に触れるものがある。 自分の手でつかむことができて。 自分の力で守ることができるもの。 それは本当に大切なものなのだろう。 だから、自分はそれを守る。 でも、時々怖くなる。 突然それに触れることができなくなるのではないか…

見つけた日…

初めはがむしゃらだった。 失った哀しみを振り切るために。 ほかの事に懸命になって。 忘れようとした。 けれども、忘れることができなかった。 ふとした瞬間の空白に。 失ったときの哀しみが蘇る。 まるで、それを忘れることが間違いだというかのように。 …

贈る言葉…

どうしても言うことができない言葉がある。 感謝と謝罪。 どちらも大切なこと。 感謝は、その人へのお礼の気持ち。 小さなことで救われた自分が。 救ってくれた人に伝えるべき言葉。 ありがとう。 それは、人を気持ちよくさせて。 人に笑顔を作る言葉。 謝罪…

Twilight…

あの日、自分は多くを失った。 何も知らないままにして。 知ることから逃げていて。 自分の無知ゆえに失った。 でも、立ち止まることはできなかった。 動き続けなければ。 滅びの風が吹き付けてくるから。 だから、必死になって前を向いて。 必死になって歩…

奏でるもの…

耳を澄ませてみる。 静かだと思うところでも。 いろんな音が聞こえる。 木の葉が擦れる音。 人が活動する音。 何かが動く音。 いつもは聞こえない音が聞こえてくる。 世界は決して静かではない。 いろんな音が溢れている。 それは一つ一つが何かを語る音。 …

侭ならないもの…

最初は、ただ守りたかった。 それだけのために。 脅かすものと戦っていた。 守って、戦って。 傷ついて。 それでも、大切なものを守りきった。 それだけだったのに。 いつの間にか。 大切なものが大きくなってしまった。 そして、それを守るために。 あえて…

乗り越えるべきもの…

今、自分の目の前に立ちはだかっている壁。 とても大きくて、硬い壁。 それは、大切な人を失った悲しみ。 痛み、苦しみ、辛さ。 そして、今の自分にその壁を越える力は無い。 とても弱っているから。 とても、現実を受け入れることができないから。 だから、…

願う心…

ある友人に言われた。 ありがとう。 何故だろう。 自分はその人を傷つけてしまったのに。 その人にひどいことをしたのに。 それでもその人は笑いながら。 ありがとうと言った。 その人は何を見たのだろうか。 そこで、何を知ったのだろうか。 それを知りたく…

分からない心…

ある日、あの人は消え去った。 哀しそうな微笑みを携えて。 君には分からないだろうね。 そんな言葉を残して。 自分の目の前から消え去った。 自分はただ幸せだったのに。 あの人のそばにいて。 あの人の作り出す物語を聞いて。 ゆっくりと過ぎていく時間に…

消えていく…

人は自身だけでは存在できない。 誰かに認識されることで。 初めて、その人として生きていける。 でも、だからこそ。 人は誰かに忘れられてしまうと。 存在が消えてしまう。 それは真の意味での死。 思い出が大切なのは。 それが消えてしまわないように。 そ…

積み上げていくもの…

ずっと、自分が使ってきたものがある。 長い間、自分のそばにあって。 とてもそれが自分に馴染んでいた。 けれども、それは壊れてしまった。 とても簡単に。 自分にとっても大切なものだったから。 それの喪失感はとても大きくて。 とても哀しかった。 人は…

故郷…

いつだったか、自分は飛び出した。 狭く閉じられた世界ではなく。 広く、どこまでも広がる世界へ。 それまで過ごした世界が消えていく。 そんな光景を見ながら。 自分は世界へと踏み出したのだ。 初めは当てもなく彷徨い。 世界がやさしくないことに戸惑い。…