2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ごまかす…

誰とでも波風を立てないように。 自分だけ突出しないように。 自分だけ浮いた存在にならないように。 自分を繕って。 仮面を顔に貼り付けて。 言葉で人をごまかして。 そうして、溶け込んできた。 この世界では。 集団に溶け込めなければ。 攻撃を受けてしま…

はずれ…

どうして、いつも自分なのだろう。 自分ばかりがはずれを引いて。 周りの誰かが、当たりになる。 自分が何かをしたときは。 それはうまくいくことなく。 誰かが同じ事をやれば。 それはうまくいく。 だからだろうか。 目の前の選択肢に対して。 希望を持つこ…

他愛も無いこと…

太陽が昇って一日が始まり。 起きて、仕事に出かける。 面倒くさい仕事をしながら。 時々、友人としゃべり。 仕事が終わって帰宅する。 家族と他愛も無いことをしゃべりながら。 一日の終わりを迎えて、眠りにつく。 同じ事を繰返す日々。 冒険も、何も無い…

純粋…

目の前を走り去る小さな子どもたち。 屈託の無い笑みを浮かべて。 とても幸せそうに。 純粋な心のまま。 どこかへと去っていく。 自分も昔はそうだった。 世の中全てを疑わずに。 純粋にあるがままを受け入れて。 何も隠さず。 世界を真正面から受け入れて。…

罠…

真実を隠したがっている人がいた。 その人は、その真実に近づこうとする自分を。 そこから遠ざけるために罠を張っていた。 巧みに自分の心理をついて。 綿密に予定を計算し。 自分を間違った真実へと導こうとする。 それはとても恐ろしいもの。 自分はその罠…

自信を持つこと…

自分は自分の力に。 自分の生き方に。 自信を持つことができなかった。 自分の力を信じることができず。 どこか弱気になって。 逃げ道を探してばかりだった。 だから、自分は弱いままだった。 でも、今の自分には。 強さが求められている。 何ものにも絶対に…

師匠…

ずっと、封印されていた記憶。 そのときの出会いも。 時間も、別れも。 すべて忘れていた。 それは大切な記憶だった。 その人と出会ったことで。 今の自分がいる。 その人は自分にとって。 師と呼べる存在だった。 全てを教えてくれて。 力の使い方を知った…

別れ…

長い時間をかけて。 築き上げてきたものがあった。 それは暖かくて、優しくて。 心地いいもの。 友人として、気楽に付き合い。 笑って、怒って。 同じ時間を共有して。 築いてきた。 でも、今自分には。 どうしてもやらなければいけないことができた。 それ…

彼我の距離…

初めにそれを目的と決めたときから。 長い時間が経った。 最初はその距離が分からないほどに離れていて。 とにかく進むしかなかった。 ひたすら前へ。 それから、暫らくして。 ようやく距離が分かった。 けれども、それは途方も無い距離だった。 もしかした…

引き際…

全てにおいて大切なこと。 それは、引き際を見定めること。 退くことが早すぎてしまえば。 その分、得るものが減ってしまう。 そして、予期せぬ反動を受けてしまうだろう。 その反対、深追いをしすぎてしまえば。 後戻りができなくなってしまう。 深く追いす…

目的と感情…

自分にはやらなければいけないことがあった。 それは、自分自身の目的。 それを果たすために必要なことならば。 どんなことでもやると決めた。 それは、覚悟。 そして、強い意志。 これを妨げることは誰にもできない。 そうして、自分は目的の遂行を始めた。…

鍵…

初めは、わからなかった。 どうしてこうなったのか。 何が起こったのか。 分からないまま。 全てを終えた。 次は、大きな壁に当たった。 硬く、頑丈で。 打ち破ることのできない壁。 それに当たって。 止まっているうちに。 終わってしまった。 それから暫ら…

抵抗…

もう、全てを諦めたはずだった。 何をしても変えることのできない世界。 何度も同じ苦しみを味わい。 新しく始まったときに。 淡い希望を抱く。 そして、その希望は裏切られ。 世界に絶望する。 それを何度も繰返していて。 いい加減に諦めかけていた。 けれ…

変えられない…

いつも、同じことの繰り返しだった。 うんざりするほど。 すべては同じ。 人には新しく思えることでも。 自分は既に経験したこと。 何度も何度も何度も。 ずっと繰り返し。 同じものを見てきた。 初めのころは。 繰返されるのが嫌で。 必死になって、変えよ…

誇れるもの…

自分にとってはなんでもないこと。 ただの趣味の領域でしかない。 偶然に思いついたこと。 それを形にしているだけ。 けれども、人はそれを誉める。 誰にでもできるものではない。 とてもすばらしいものだと。 自分を誉めてくれる。 最初はなんでもなかった…

変わること…

人はいつか変わらなければいけない。 何時までも同じままではいられない。 自然な時間を生きている限り。 人は少しずつ変わっていく。 けれども、誰もが変わることに気付くわけではない。 本当は少しずつ変わっているけど。 その変化が微々たるもので。 その…

染めるもの…

空から、雪が舞い落ちる。 駸駸と静かに。 一片の雪はとてもはかなくて。 地に落ちれば。 すぐに消えてしまう。 けれども、絶えることなく。 ゆっくりと振り続ける。 それは、少しずつ積もり。 やがて、世界を白く染め上げる。 それはまるで。 さまざまな色…

核心…

自分が正しいのか。 自分が間違っているのか。 自分が語ったことは。 確かに自分の記憶として刻まれている。 そのときの、感触も、匂いも、光も。 全てが記憶に刻まれている。 けれども、自分以外の大勢の人が。 それは否と答える。 大勢の人が。 同じ記憶を…

残されたもの…

自分は昔に全てを失った。 大切だったものも。 先に待っているはずの希望も。 全てがこの手から零れ落ちた。 必死に掴み取ろうとしたけれど。 水を掴むように。 さらさらと零れ落ちてしまった。 自分に残されたのは何も無い。 それでも自分は生きている。 全…

疑心暗鬼…

自分は一度大きな過ちを犯してしまった。 些細なことが切欠で。 いろんなものの歯車が狂い。 ついには、自らの手で。 全てを壊そうとしてしまった。 信頼すべき仲間を疑い。 自分以外の全てが敵に見え。 自分を心配してくれているはずの。 大切な人すらも。 …

有限の時間…

自分が安らいでいられる時間。 自分が幸せで居られる時間。 それらはすべて、無限にあるわけではない。 安らいでいられる時間も。 幸せでいられる時間も。 唐突に崩壊してしまう。 あれほど安らげていた時間が。 あれほど幸せだと思っていた時間が。 今は自…

自分の力…

とても追い詰められていた。 周りから圧迫され。 逃げ場の無い重圧が。 自分にすべてのしかかる。 それを解放する間もなく。 どんどん重圧は増えていく。 大好きだったこともできなくなり。 自分のことすらもおぼつかない。 助けてくれる人もいない。 でも、…

謎…

今自分が陥っている状況。 それは全く自分の身には覚えの無いこと。 自分はそれをしていないはずなのに。 誰もが自分がしたと答える。 そんなことはありえないはずなのに。 そして、自分がしたことを。 誰もが口をそろえて。 否と答える。 それは確かに自分…

揺らぐもの…

自分がこれまでにしてきたこと。 そして、これからするであろう事。 そのことに対して。 自分は絶対の自信を持っていた。 自分がしたことは正しくて。 それはこれからも正しくあり続ける。 そう思っていた。 けれども、それは間違いだった。 自分が今までし…

どこかで…

同じことが続く日々に忙殺されて。 息苦しく感じていた。 そんなときに、ふと空を見上げる。 高層の建物に切り取られて。 狭く感じる空。 けれども、確かにそれはどこまでも続いていて。 何時までも変わらないもの。 例え、どれだけの年月が過ぎようとも。 …

真面目なこと…

いつもいつでも。 自分は肝心なことをはぐらかしていた。 自分の核心に触れられたくなくて。 自分の本音を知られたくなくて。 ごまかして、それを隠してきた。 自分の本心を語ることが恐ろしかったから。 本当の自分を出す勇気が無かったから。 今までは、そ…

同じもの…

とても大切にしていたものがあった。 それは、自分の誇りも同然。 それが傷つくことは、自分が傷つくことであり。 それが無くなったとの事は考えられなかった。 それくらいに当たり前だった。 それが自分のそばにあることが。 けれど、あるとき。 それを壊さ…

曲げられない…

決して譲れないものがある。 自分で決めたこと。 自分が絶対にそうすると決意したこと。 それは自分自身の意志。 だから、誰にも邪魔はされたくない。 真っ直ぐに、自分の意志を貫く。 それが信念だから。 でも、時には意志を曲げなければいけないことがある…

原因と結果…

すべての事象には流れがある。 原因から結果へ。 それがあるから世界が回る。 世界と因果は切り離すことはできない。 だから、今自分が苦しいのも。 原因があるのだろう。 きっと、過去に自分は。 自分が苦しくなるような選択をしてしまった。 そして、その…

突然のこと…

それは突然だった。 これまで享受していた平穏が。 これまで安らいでいた心が。 一瞬の内に。 微塵に砕かれた。 そこは闇が世界を支配する。 そこは憎悪と争いが蔓延している。 血で血を洗い。 狂気と悲哀に満ちた世界。 そこには一筋の希望すらない。 そこ…