2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

終わりの始まり…

かつて選択は成され。 その意志により、未来は決まった。 喜びと快楽が世界を支配し。 巨大な栄華を誇った。 けれども、栄華は去り。 残されたのは、その代償。 巨大な、栄華の代償はまた巨大。 その先には、滅びしかない。 そして、ゆっくりと破滅が始まっ…

迷わない…

人より少し強い力を手に入れた。 人を傷つける力。 そして、何より自分を傷つける力。 人を傷つけるたび。 自分も傷ついていく。 心が削られていく。 何故自分がこの力を手に入れたのか分からない。 何故自分がこの力で人を傷つけるのか分からない。 分から…

ポーカーフェイス…

自分の心を隠し。 決して表に出さない。 全てを隠しさる。 ポーカーフェイス。 本当の心とは裏腹に。 偽りの心を表出させる。 時には笑い。 時には泣き。 時には怒る。 偽りの感情を出すことで、心を隠している。 本当は傷ついているのに。 本当は苦しんでい…

魔法の薬…

もし、あなたが後僅かしか生きられないと知って。 そして、目の前に魔法使いが現れて。 大切な人を失う代わりに、命を伸ばす天使の薬と。 命は伸びないが、代わりに大切な人がいつも慰めてくれる悪魔の薬。 どちらかを選びなさいといわれたとき。 あなたはど…

侵食…

私の中にいる何か。 それがじわじわと。 ゆっくりと私を喰らい。 ゆっくりと侵食していく。 私が希望を抱けば、それを喰らい。 私が絶望を抱けば、それを喰らう。 いつの間にかそれはいた。 そして、いつの間にか私は侵食されていた。 自分でも気付かないう…

パラダイムシフト…

かつて栄華を誇った時代。 全てが輝き。 世界には希望が満ちていた。 この世界に終わりはない。 誰もがそう思っていた。 けれども、違った。 砂の城が崩れるように。 形あるものが無へと帰るように。 世界は失われた。 かつては輝きに満ちた世界が。 色あせ…

ココハドコデスカ…

ここはどこだろう。 自分はどこにいるのだろう。 何故ここにいるのだろう。 いつの間にかここに来ていた。 それまで、何をしてたのか。 どこにいたのか。 それすらも思い出せない。 何も見えないこの世界で。 自分はどこに向おうとしていたのだろう。 後ろを…

正義と悪…

自分にとって正義とは何だろう。 自分にとって悪とは何だろう。 正義は正しい行い。 悪は正しくない行い。 でも、正しいも正しくないも。 それは人によって千差万別。 自分にとっては、悪になっても。 誰かにとっては正義になる。 正義と悪に明確な物はない…

羽やすめ…

蒼い蒼い空。 そこには力強く羽ばたく一対の翼。 風を受けて。 どこまでも高く。 どこまでも遠くに向おうとする。 きっとその先には夢があるのだろう。 だから、そこに向って。 この世界を羽ばたいている。 けれども、いつまでも飛べるわけではない。 長い長…

傍観者…

自分の身近で。 自分の目の前で。 事件が起こる。 きっとそれは大きな流れ。 多くのものを巻き込み。 世界を揺るがす。 けれども、その流れには自分はいない。 自分は、すぐそばで。 ただ、それを見ているだけ。 自分の目の前で起こっていても。 自分は何も…

ナイトメア…

長かった一日が終わる。 夜になり、次への希望を胸に眠りにつく。 きっと明日はいいことがあるだろう。 そう思いつつ、一日を終える。 そして、目が覚めて。 新しい一日が始まる。 けれども、それは最悪の一日。 やること全てがうまくいかず。 泣きたくなる…

リスタート…

思い描いた夢。 憧れていた。 それを手に入れようとしていた。 けれども、それはかなわなかった。 あまりにも遠すぎたから。 あまりにも自分が未熟すぎたから。 夢を手におさめることなく。 すべては終わってしまった。 けれども、どうしても諦め切れなかっ…

壊れないもの…

形あるものも。 形無きものも。 人が生み出したものも。 この世界に存在する万物すべて。 いつかは壊れてしまう。 それを作り出し。 育て、過ごしてきた。 そんな時間も何も関係なく。 いとも簡単に、はかなく。 それは壊れていく。 絶対に壊れないものは無…

重いもの…

人は生まれたときから重い。 単純な物理的なものではなく。 生命という重さ。 それは、世界の何よりも重いもの。 しかし、人はそれを運ぶことができる。 小さな身体でも少しずつ。 そして、いつからかそこには別の重さが加わる。 記憶と呼ばれるもの。 辛い…

新しい始まり…

古い時代が終わりを告げ。 新しい時代が幕を開ける。 そこに歴史はないけれど。 ここから始まる。 新しい物語が。 新しい世界が。 きっと、未知の世界が待っている。 見たこともない世界が待っている。 それを観ることができるのは、変革を受け入れた人だけ…

宿りしちから…

手を挙げる。 その手を透かして空を見る。 限りなく蒼く。 高い空。 そして、自分の手に流れる紅い血。 いったい、自分の手にはどんな力があるのだろう。 何ができるのだろう。 多くの人を傷つけてきた気がする。 多くの傷を負ってきた気がする。 決して、綺…

必死になる自分…

あるピエロが言った。 ピエロの顔が自分の素顔で。 その上に、ピエロでない自分がいる。 嘘をたくさんつき。 常に偽りの仮面をかぶり続けた。 そうして、いつしか偽りが真実となり。 真実が偽りとなった。 自分の素顔を必死に隠そうとして。 弱い自分を隠そ…

トビラノムコウニハ…

日が暮れて。 今日という一日が終わる。 何も代わり映えのしない一日が。 毎日のように、小さな選択をしていても。 衝撃を与えるような選択。 これからを左右するような選択はない。 これからも続く毎日に影響がない。 小さな選択を繰返す。 きっと、これか…

世界の敵…

大切なものを手に入れた。 自分が安らぐことができて。 笑うことができるもの。 苦労の末に。 たくさんのものを犠牲にして。 それだけの代価を払っても。 それはすぐに消えようとする。 だから、それを護る。 消えないように。 奪われないように。 例え、世…

願わくば…

いつか、自分がこの世に生まれたときから。 時間は、流れていった。 ゆっくり、少しずつ。 でも確実に。 そうして、長い月日がたち。 多くのことを知った。 世界にはたくさんの色があり。 まぶしく輝いている。 その見えるもの一つ一つを心に刻みつけ。 誰か…

小さな願い…

自分が強く願うこと。 他の誰かが見たら。 あまりにも小さいと思うだろう。 でも、それは自分の中で一番強い願い。 そのために、自分は必死になれる。 それを絶対に忘れることはない。 自分に欠けているものだから。 それが欲しい。 それが手に入ったらなら…

固い決意…

初めて自分で見つけた。 自分の目標、夢。 今までの誰かに決められたものではない。 正真正銘自分で見つけた自分だけのもの。 そして、それを絶対に手に入れると決めた。 だから、歩き続ける。 立ち向かう。 どんなに、大きな壁に当たっても。 どんなに辛い…

小さな誤解…

小さな誤解を生む。 それは、人の眼を曇らせ。 真実を捻じ曲げる。 やがて、その誤解は大きく成長し。 人の繋がりに亀裂を生じさせる。 その亀裂は大きくなる。 そして、いつかつながりは切れてしまう。 そうなれば、修復することはできない。 そして、きっ…

決してたどり着けない場所…

遠い遠い昔から。 幾度となく繰返してきた。 何度も何度も。 気が遠くなるほどの時間をかけて。 何度も失敗し。 もう一度やり直し。 誰かに想いを託して。 目指してきた。 けれど、どんなことをしても。 同じことを繰返しても。 その場所は遥か遠くにあり。 …

終わりを願う…

大切な人を失った。 自分にとってはとても哀しくて。 世界から、幸せがなくなったと思う。 けれども、そんな自分に関係なく。 世界は今日も回り続ける。 まるで、自分のことは取るに足らない。 小さな出来事で。 世界には関係ないといわれているようで。 ど…

砕けない夢…

誰かに言われた小さな言葉。 しかし、それは確実に自分を傷つける。 自分の世界が土足で踏みにじられ。 遠慮なく壊されて。 蹂躙され。 崩壊していく。 壊されていく世界に何もできなくて。 自分の無力をかみ締めながら。 世界が蹂躙されるのを見ているしか…

一滴の涙…

大切なものを失う。 大切な人を失う。 突然の喪失。 突然の別れ。 心に穴ができて。 哀しさが溢れてきた。 そして、涙が流れる。 たった一滴の涙。 たくさんの経験をしたはずなのに。 多くの思い出を作ったはずなのに。 流れてきた涙は、たったの一滴。 その…

手を伸ばせば…

人が集まっている。 彼らは自分を知っていて。 自分も彼らを知っていて。 彼らは自分を誘ってくれる。 一緒に行こう。 そして、その輪に加わる。 けれども気付いてしまう。 自分は彼らと馴染んでいない。 きっと、今自分がそっと消えても。 誰も気付かないだ…

前へ踏み出す…

目の前に迫る危機。 時の流れが鈍くなり。 世界が鈍くなる。 まるで、じっくりと迫る危機に。 ゆっくりともがき、苦しめと言うかのように。 でも、時が止まることはなく。 ゆっくりでも、確実に過ぎていく。 そして、選択を迫られる。 進むか、退くか。 他の…

マイセルフ…

自分と他人を比べて。 自分に劣等感を抱く。 どんなに自分が努力をしても。 決してたどり着けない高みにいる。 そんな人になりたい。 そう思うのは間違いではない。 それは、自分の目標となるから。 けれども、決して自分を見失ってはいけない。 自分が自分…