2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

溢れるもの…

ずっと抑えてきたものがある。 自分の中から出てしまわないように。 ずっと隠してきたもの。 それが溢れそうになるたびに。 必死になって押さえつけて。 必死になって耐えてきた。 歯を食いしばって。 じっと眼を瞑って。 声すらも出さないように。 誰にも気…

Trust…

この世界で何かを信じること。 それほど難しいものはないと思う。 世界には虚偽と詐称が入り乱れ。 何が本当のことで。 何を信じればいいのか。 判断がつかないから。 一度何かを信じてみても。 それは簡単に裏切られてしまう。 騙され、傷つけられて。 それ…

代償…

自分には特別な力があった。 その力で自分は守ることができた。 大切なものを。 この力を使うときは。 いつも自分が傷ついてしまうけれど。 それでも守ることができる自分に。 納得していて。 満足していた。 だから、決めていた。 大切なものを壊そうとする…

逃げること…

何かから逃げ出すこと。 それは、それから眼を背けること。 それの本質を見ようとせず。 その表面だけをみて。 それに怯え。 それに臆して。 立ち向かうこともせず。 進もうともせず。 背を向けること。 何もせずに、そこから立ち去る。 もしかしたら、立ち…

現実…

自分たちが生きる世界。 それは、全てが現実。 実際に自分に起こり。 実際に何かが過ぎていく世界。 けれど、この世界は理不尽なことばかり。 人は常に何かを犠牲にしていき続け。 襲い来る不幸や苦痛に怯える。 現実はいつも冷酷でしかない。 容赦なく何か…

可能性…

今、この世界を生きている自分には。 過去にたくさんの選択があった。 それらを一つ一つ選択し。 道を歩いてきたからここにいる。 今の自分がいる。 だから、過去に違った選択をしていれば。 今の自分はここにいない可能性がある。 選択をして。 道を選ぶと…

内側…

いつも感じていた。 自分の中に獣がいることを。 獰猛で、凶悪で。 いつも自分を内側から食い破ろうと。 その隙を虎視眈々と狙っていた。 だから、自分は隙を見せまいと。 必死になって押さえつけ。 獣を封じてきた。 そして、そのことを外に出さないよう。 …

見つめる先…

少し前、ある人に出会った。 その人はいつも遠くを見ていた。 今自分が居る世界ではなくて。 遠くの未来かあるいは過去か。 その人がどこを見ようとしていたのか。 その人が何を思ってみようとしていたのか。 それは分からない。 その人がどこで何を見ていよ…

受け継ぐもの…

何かを受け継ぐこと。 それは、自分の中に叡智が宿ること。 強大な力を手に入れて。 強くなれること。 でも、それは簡単なことではない。 自分にそれを受け入れるだけの。 器がないと、それを受け入れられない。 長い間に蓄積された叡智。 それは膨大な量だ…

広がるもの…

今、自分がこの道を歩いていて。 この先、どれだけ分かれ道があるのだろう。 この先、どれだけの選択をしなければいけないのだろう。 それは誰にも分からない。 けれど、それは必ず訪れる。 そして、そのたびに。 自分は何かを選択して。 何かを覚悟して。 …

欲するもの…

自分がしっかりしなくては。 自分しかそれができる人間はいないのだから。 そう思っていた。 目の前で突如としておきた異常事態。 それまでの平穏な世界ではなく。 危機と絶望に満ちた世界。 そんな世界に迷い込んだ。 そして、そこでは自分たちを狙う存在が…

投げ出すこと…

最初はやる気があった。 きちんと、自分で計画を立てて。 しっかりとその通りに行動していた。 その通りにやれば、誰かが誉めてくれて。 自分も嬉しかった。 けれども、いつの間にか。 その通りに行動しても。 その行動が認められずに。 当たり前のようにと…

消え去ったもの…

昔はそれなりに幸せで。 それなりに平和な日々を送っていた。 これから先も、同じような日々が続いて。 安心して過ごせる日々が待っている。 そう信じていた。 けれども、そうではなかった。 ある日突然。 自分の平和は崩れてしまった。 なす術もなく、とて…

思い込み…

自分は人とは少し違う。 そんなことは昔から分かっていた。 人が綺麗だというものを。 自分はそうは思えなかった。 人が楽しいというものを。 自分はそう感じなかった。 人が悲しい、辛い、嬉しいと感じること。 それら全てに自分は共感することができなかっ…

特別なこと…

自分にとっては当たり前のこと。 それは日常茶飯事のことであり。 それをしないことが特別なこと。 でも、人は違うという。 自分が当たり前のようにやっていること。 自分が普通だと思っていること。 それが、特別なことだという。 そして、そのことで。 自…

崩壊…

平穏な日々を送っていた。 他愛のないおしゃべりをして。 他愛のない冗談で笑い。 日が暮れたら、帰って。 また、次の日の来訪を待つ。 そんな何の変哲も無い毎日を過ごしていた。 けれども、あるとき。 世界は牙を向いた。 平穏で何の変哲も無い日常が。 突…

これから…

自分の求めていたもの。 それは誰も見たことの無いようなもの。 知ってはいるけど。 どこにあるのか。 どういうものなのか。 誰も知らない。 そんなものを探していた。 もしかしたら、存在すらしないかもしれない。 そういうものだった。 そういうものを探し…

大きな流れ…

世界には大きなものが存在する。 すべての流れを管理して。 すべての事象を管理する。 想像すらできないほどに。 大きな存在。 人はそれに抗うことすらもできない。 抗うことを思いつかないほどに。 絶対的な強制力を持ち。 支配し、管理するもの。 きっと、…

願いの種…

人は皆、願いを持っている。 ああなれば良い。 こうしたい。 人によってそれぞれ違う。 千差万別の願い。 そして、その中で。 最も強くて。 最も根底的なものがある。 それは、初めは硬く閉ざされた殻の中。 でも、自分の本当の願いを見つけたとき。 それは…

借りること…

自分はいつも一人だった。 誰の力も借りずに。 一人で守ろうとしていた。 自分がそばにいると。 それだけで、仲間を傷つけてしまうから。 彼らは大切な仲間だから。 傷つけたくない。 傷つけさせたくない。 だから、彼らの危機には。 自分が身を張って守り。…

無謀…

ある種の希望を抱いていた。 入念に準備して。 もてる限りの力を持って。 援護を頼んで。 使えるものをすべて使って。 大切な人を傷つけるものから。 守ろうとしていた。 けれども、それは砕かれた。 圧倒的な力によって。 準備をしていたものを粉砕し。 援…

最果て…

それは目的だった。 そこにたどり着くことが目的で。 それが終焉だった。 自分はそれを目指して。 ただひたすらに旅をしていた。 最初は気が遠くなるような。 途方も無い旅路だと感じていた。 果たして、自分はそこにたどり着けるのだろうか。 そんな不安が…

恐れ…

人は本能的に恐怖を知っている。 だから、それを恐れ。 それを避けようとする。 それは、生物として当たり前のこと。 もし、恐れは無い。 恐怖は感じないという人がいるとしたら。 それは、ただの蛮勇。 勇敢な人ではなくて。 おろかな人。 恐れを知らない。…

暴走…

同じ志を持つものが集まった。 自分と彼らの正義は同じ。 そして、自分たちは。 組織という力を得て。 志を実現するために。 正義を貫くために。 力を使って。 行動をしてきた。 最初は受け入れられなかった。 嫌われて、笑われて。 詰られて、排除もされた…

出会いと別れ…

特別な人に出会った。 その人は自分の世界を変えた。 今まで、つまらなかった自分の世界を。 特別なものに変えた。 そして、自分の願いも見つけた。 それは少しだけ幸せな時間だった。 でも、それは長く続かなかった。 大切な人が、去っていった。 二度と会…

過ち…

また同じ夢を見ている。 それは自分が何も知らなかったころ。 何も知ろうとせず。 何も見ようとしなかったころ。 そして、過去に犯した最大の過ち。 そのころの自分は。 何も考えることなく。 全てに無関心で。 ただ、言われるままに。 命令されるままに。 …

共生…

自分は夢を見つけた。 それをどうしても叶えたかった。 けれども、そのためには力が足りなかった。 だから、力を欲した。 自分の夢を叶えることができる力を。 そして、欲していた力を手に入れた。 そのための代償は大きいとは知らずに。 手にした力の根源が…

Phos…

昔は、普通に希望を求めていた。 皆と同じように。 希望の光を探していた。 けれども、自分は光を奪われた。 少しずつ、じわじわと。 真綿で首を絞めるように。 徐々に光が奪われていく感覚に。 絶望し、自分は光を失った。 それから、光を求めることを止め…

大義名分…

人にはそれぞれ掲げるものがある。 自分の正義や信念。 社会奉仕の心、世界平和。 規模も形も信じるものも。 すべてばらばらだけど。 人はそれぞれを目指して進んでいく。 自分にも、信じるものはある。 自分の信念もある。 それは、世界のためではなくて。 …

大変なこと…

自分の過去はひどいものだ。 自分は過去に辛い経験しかない。 自分は悲劇の主人公だ。 そんな風に主張するひとがいる。 確かにその人は過去に辛い経験をしている。 でも、それを表に出して。 誰かの同情を買い。 労を省こうとする。 そういう人は嫌いだ。 自…