2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

縁起…

人はとても弱い。 だから、自分たちではない。 超常の存在に救いを求める。 彼らに奇跡を求める。 神や天使、悪魔といったものを信じ。 それを信仰する。 そうして、自分たちではどうにもならない。 そんな超自然的な何かを。 彼らに任せてしまう。 自分たち…

葛藤…

自分は覚悟を決めた。 絶対に、ことを成すと。 そのために必要ならば。 例え、どんな犠牲を払っても。 例え、どんな手段だったとしても。 必ず実行すると。 そう決意して。 今ここにいる。 そして、今まで。 自分はもてる全てを犠牲にして。 もてる全ての手…

声…

自分が困ったとき。 自分が迷ったとき。 よく耳を澄ませてみると。 もう一人の自分の声が聞こえる。 何よりも冷静で。 冷徹で、正確。 そんな性格をした別の自分が。 迷う自分に声を掛けてくる。 そっちにいってはいけない。 そこには、何もない。 だから、…

無駄なこと…

きっと、今自分がやっていること。 それは、周りから見れば。 馬鹿なことに見えるのだろう。 無駄だと思われているのだろう。 それでも、自分は。 それをやり続ける。 自分が決めたことだから。 自分が必死になって探して。 ようやく見つけた道だから。 自分…

凍る世界…

自分が大切にしてきたものが。 自分が築いてきた絆が。 一瞬で崩れ去った。 そして、自分は全てを失い。 全てを閉ざした。 そうして、自分が身を置いたのは。 全てが凍てつく世界。 何もかもが分厚い氷で覆われ。 何もかもがそこで留まっていた。 感情や、時…

間違った望み…

自分には、強い望みがあった。 過去に犯した間違いを。 自分の最大の失敗を。 やり直したいという望み。 そして、それはかなえることができる。 創造主に匹敵する絶大な力。 それを手にすることができれば。 すべての願いが叶うという。 だから、自分はそれ…

眠り…

ずっと、歩き続けてきた。 目的を達するために。 いつも付きまとう課題を片付けながら。 少しずつ、進んできた。 時々休んではいたけれど。 もう、限界に近かった。 身体が、精神が。 自分の全てが。 休むことを欲している。 それでも、自分を騙しながら。 …

責任…

今の今まで。 ただ、ひたすらに。 ただ、ひたむきに。 がむしゃらになって生きてきた。 まるで、何かから逃げるように。 目の前にある、大切なものから。 目を逸らしたまま。 ずっと、生きてきた。 大切なものを傷つけたくなかったから。 しっかり守れるよう…

ホワイトアウト…

突然、目の前が。 真っ白に染まる。 眼に映る全てが。 世界を彩っていた全てが。 白い闇に飲み込まれる。 色んなものが。 さまざまな色があった世界が。 白に塗りつぶされた。 まるで、この世の全てを。 リセットしてしまうかのように。 白い闇は。 新しい何…

真っ直ぐ…

皆が真っ直ぐに進んでいた。 自分たちのやりたいこと。 叶えたいことを明確にして。 自分ならそれを手にすることができると。 実現することができると確信して。 ただひたすらに。 純粋なまでに。 真っ直ぐ進んでいた。 それがとても羨ましかった。 自分には…

砕ける夢…

自分には夢があった。 小さいけれど。 些細だけれど。 自分にとっては。 何よりも強い願い。 誰にも譲れず。 どんなことをしてでも。 手に入れたかった。 けれど、それは。 絶対に叶うことがないと知った。 自分が欲した夢は。 偽りなのだと思い知らされた。…

待つ人…

いつも、そこに待っている人がいた。 どこか遠くを眺めて。 じっと何かを待っていた。 あるとき、その人が教えてくれた。 自分は、機会を待っている。 自分が変われる機会を。 いつかそれが来るから。 それまで待っているのだと。 そのことが自分には分から…

優しい手…

自分が辛いとき。 苦しいとき、哀しいとき。 その気持ちを溜め込んでしまわないように。 受け止めてくれる人がいた。 自分が全てを吐き出すまで待ってから。 そっと微笑んで。 優しく頭をなでてくれた。 そのときの手が。 とても暖かくて、優しかった。 何度…

時を越えて…

長い時間を眠り続けたもの。 それが、この時に。 再び世界に身を晒す。 それは、古の世界の遺物。 時によって滅びた。 世界の記憶。 そこには、歴史が隠されている。 そこには、物語が隠されている。 誰にも知られない小さな物語や。 誰もが知る壮大な物語が…

人に言えないこと…

誰にだって、秘密はある。 誰にだって、話したくないことがある。 そして、それを自分の中で。 ずっと溜め込んでしまう。 自分の中で。 どう処理をしていいのかも分からず。 ずっと、溜め込んでしまう。 そして、そのことを。 誰にも悟られないように。 隠し…

時計の針…

いつも同じだけ。 いつも正確に。 時間は進んでいく。 決して遅れたり。 巻き戻ることなく。 同じ時間を。 何時までも何時までも。 刻み続ける。 人がどれだけ願っても。 科学がどれだけ発展しても。 同じ時間を。 刻み続ける。 かつて、人は。 どれほど、過…

変えられるもの…

すべては運命。 すべては決まったこと。 だから、どんなに力を尽くしても。 その未来から逃れられない。 そういって。 全てを諦める人がいた。 きっと、これまでに。 たくさんの努力をして。 迫り来る未来から。 決められた世界から。 逃れようとしたのだろ…

その先にあるもの…

やっと、自分が目指す道に。 入ることができた。 ずっと、あこがれていて。 ずっと、願っていた世界。 そこが今目の前にある。 そして、自分はその道に踏み出した。 けれど、現実はとても厳しくて。 とても冷たかった。 皆が当たり前にできることが。 自分に…

迷い子…

ひたひたひたひた。 暗闇に閉ざされた世界で。 右も左も前も後ろも。 自分の指先すらも見えない。 そんな深い闇の世界で。 自分はひたすら歩き続ける。 一筋の光も届かない場所で。 一筋の光を探して。 何も見えない。 真っ暗な世界を。 迷いながら。 手で探…

笑う人…

いつも笑っている人がいる。 いつでもどこでも。 その人は笑っている。 何がそんなに楽しいのだろう。 あるいは、嬉しいのだろうか。 笑い続ける理由を知りたかった。 だから、尋ねてみた。 その人は言う。 確かに、いつも楽しかったり。 嬉しかったりするわ…

頑張る人…

その人は、いつも真面目だった。 全てに、全力を尽くし。 足りないものを努力で補って。 失敗したら、それを取り戻すために。 また努力して。 真面目に、着実に。 いろんなものをやってきた。 そして、その人は。 今、自分の夢に向って。 歩いている。 きっ…

不平等…

人は皆平等ではない。 誰の言葉だったろうか。 人はいつも誰かと比べられ。 優劣を競わされながら。 生きていく。 それは、自分も同じ。 いつも誰かと比較され。 自分の力が相手に及ばないと。 蔑まされ。 嘲笑され。 詰られる。 お前に才能はないのだ。 だ…

無価値…

どこにいても。 誰といても。 いつも自分は一人だった。 皆が集まっていて。 そこに自分もいるはずなのに。 誰も自分を気にかけず。 自分はどこの輪にも入れない。 そういうことがある。 自分が何かを言っても。 誰も聞いていなくて。 自分たちのことに夢中…

ワタシハダレ…

誰かと話している自分がいる。 一緒に笑って。 楽しそうに話している。 そして、そんな自分を。 冷静に見つめる自分がいる。 まるで、映画を見るように。 客観的に。 冷静に、自分を見つめている。 きっと、本当の自分は。 第三者として、見ている自分。 誰…

過程と結果…

いつもいつでも。 自分は結果を求められた。 その結果を出すために。 どれだけの努力をして。 どんな過程を経たかではなく。 最終的に出された。 その結果のみ。 だからだろう。 いつも自分は評価されない。 自分は不器用で。 この道を進むのに向いていない…

前進…

初めは気付かなかった。 それがゆっくりと前に進んでいることに。 そして、じわじわと。 彼我の距離を縮めていることに。 足音も立てず。 ひっそりと息を殺して。 気配を絶って。 ゆっくりと近付いてきた。 そして、それが違和感から。 確信に変わったとき。…

始まり…

自分には才能がない。 そんなことは分かりきっている。 どれだけ努力しても。 どれだけ時間を使っても。 才能がある人には追いつけない。 王道では決して追いつくことはできない。 例え始まりが一緒でも。 例え最初の一歩が同じでも。 その後の速さは。 自分…

決別…

とても親しい友人だった。 困ったとき。 苦しかったとき。 嬉しかったとき。 いつも一緒にいて。 苦楽を共にしてきた。 けれども、ある時。 全てが違えてしまった。 友人も、自分も。 己の信じる道を進もうとした。 その結果。 自分たちは、正反対の道をたど…

よろしく…

古いものから。 新しいものへの移り変わり。 それは、進化。 その時々。 その場所、背景。 さまざまな要因を受けて。 人は、刻々と移り変わる。 古いものを脱ぎ捨てて。 新しい自分へと生まれ変わる。 古いものとの決別は。 きっと、苦しいものだろう。 けれ…