2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ブレイバー…

勇者と呼ばれる人たち。 彼らは、勇気をもつものと称えられ。 正義の使者として扱われる。 けれども、彼らも人であることは変わりない。 そして、何よりも彼らも自分たちも何も変わらない。 特別に彼らが何かを持っているわけでもない。 特別に勇気があるわ…

束縛されし者…

鳥は翼を広げ、自由に空を舞い。 魚は海で自由に泳ぐ。 動物は大地を、森を駆ける。 彼らを縛るものは自然の摂理だけ。 そして、人は多くのものに縛られている。 時間や、法律、モラル、集団。 多くのものに縛られている人だからこそ。 自由に憧れる。 何も…

暖かい涙…

大切なものを失う。 とても大切で、二度とは手に入らないもの。 いつかは失うと思っていても。 それを受け入れることはできない。 そんな大切なものをなくしたとき。 人は涙を流す。 失ったことへの哀しみ。 心が欠けてしまったことの哀しみ。 そんな思いで…

限られた時間…

もしも、自分に残された時間が僅かと知ったら。 人はどうするか。 錯乱し、全てをなげうつかもしれない。 必死に死から逃げようとするかもしれない。 全てを諦めるかもしれない。 きっと、死が怖いから。 何かをすることで死を忘れるか。 生きる意味を失い、…

覚悟を決める…

きっと今の自分には覚悟が足りない。 この世界で生き抜く覚悟。 自分の夢をつかむ覚悟。 誰かを好きになる覚悟。 その全てが足りない。 きっとどこかで甘えている。 何とかなると思っている。 この世界で生き抜くために。 自分を維持する。 何が何でも、自分…

本当の敵…

周りを見渡してみる。 そこにいるのは、仲間。 共に戦い、傷つき、笑い、涙する。 人に比べたら多くないかもしれない。 けれども、心から信頼できる最高の仲間。 しかし、いるのは仲間だけではない。 自分を敵視し、憎み、相容れない存在。 そこには、敵もい…

心を満たすもの…

人と出会う。 そして、人と歩む道。 その過程はとても幸せで。 希望に満ちたもの。 時には、仲たがいをしても。 それも、いい思い出となる。 そして、いつしか絆が深まり。 歩んだ道も長くなる。 きっといつまでもこの道が続くと思っていた。 終わりのないこ…

あと少し…

自分の道を歩いている。 自分が決めた目標。 そこに着くまでに見つけたたくさんの欠片たち。 それは、道を歩く上で欠けていたもの。 それらを一つ一つ丁寧に集め。 一つ一つ丁寧に埋めて行った。 きっとひとつでも欠けていたら、完成しない。 そこにたどり着…

飾らない言葉…

人は誰かに何かを伝えようとするとき。 言葉を飾る。 より、興味を惹くように。 より、大きく見えるように。 言葉を飾りつけ。 ねじ曲げ。 その奥に隠された言葉を。 意味を覆い隠す。 大量に埋もれた飾りの中から。 真実を見つけることは難しい。 そして、…

肩の力を抜いて…

眼をぎらぎらと光らせて。 牙をむいて。 うなり声をあげ。 近づくものを脅して、遠ざけようとする。 弱った猛獣のように。 これ以上、傷つけられないように。 これ以上、傷つけないように。 自分といれば、傷つけるだけだと思って。 不器用なやさしさゆえに…

適格者…

自分にあったもの。 自分にあわないもの。 前者は自分の世界に取り入れ。 後者は自分の世界からはじき出す。 自分で作った小さな世界。 そこの支配者の自分が選ぶ。 その世界で生きる資格を与えられたもの。 彼らは、安全を約束され。 世界に留まることを約…

始まりへ…

何かが始まり。 そして、終わりへと向っていく。 しかし、終わりへの旅路は順調ではない。 常に障害が付きまとい。 行く手を阻んでくる。 何度もぶつかって。 ようやく先に進んだと思ったら。 すぐに別の障害が待っている。 そんなきりがない旅路に。 きっと…

逃げ出すこと…

周りからの期待。 重くのしかかる重圧。 理想と大きくずれた現実。 生きていく上で、避けられないこと。 それが世界に満ちている。 それは、大きな壁となり。 あなたの道を阻むだろう。 そして、それに立ち向かい。 壁を乗り越えることができなかったとき。 …

チイサナボウケン…

人が語る物語。 スリルに満ちて。 誰もが羨ましがる冒険の物語。 人々を魅了して。 語り草となる。 きっとその物語の主人公は輝いているのだろう。 そして、自分が語る物語には決してないもの。 彼らの物語に比べたら。 見劣りをして。 何のスパイスもない、…

世界が泣いた日…

自分のそばにいる人。 そばにいたい人。 自分の中で大切な人はたくさんいる。 大切にしたい人がいる。 その存在を守りたいと思う。 けれど、彼らにとってはどうだろう。 自分が大切にしたくても。 もしかしたら、彼らは嫌うかもしれない。 重いと思うかも知…

変わる不安…

人は何かを切欠に変わっていく。 それまでの自分から。 新しい自分へ。 それは、きっと大きな成長。 今までに気付けなかったもの。 見えなかったもの。 それに気付くことができる。 見ることができる。 けれども、慣れ親しんだそれまで。 そこから変わること…

扉の外へ…

目の前に広がる空間。 そこは暗闇で、閉ざされた場所。 あまりにもそこに長くいたために。 安住の地と化している。 誰とも会わずに。 独りでいる。 外がどうなっているのかも分からない。 いつも、扉に手をかけても。 扉を開けて。 外に踏み出すことはできな…

コワレタセカイ…

人はいつか選択を迫られる。 そして、意志を持って道を選ぶ。 その積み重ねが、自分の世界を築いていく。 しかし、理想としている世界は中々できない。 現実と理想には確固とした差があるのだから。 理想のままに、道を選んで。 その世界に飛び込んだとして…

ウツサレシモノ…

眼を開ける。 人が、生き物が、大地が、光が。 世界がその眼に映る。 今、自分が瞳に写している。 それは何だろう。 過去の栄光。 現在の苦難。 未来の光。 そのどれでもないような気がする。 きっと、今映っているのは幻影。 自分が理想とし。 強く望み。 …

ケガレナキモノ…

人は誰しも、最初は真っ白な存在。 穢れを知らず。 無垢な存在。 けれども、人は成長する。 そして、同時に穢れていく。 醜い感情が溢れた世界で。 美麗の感覚がある世界で。 色を知り。 身につけ。 成長する。 だけど、時には必要のない穢れも付いてしまう…

水の中で漂う…

誰かが言う。 きっと正しいのはこの道だ。 私はそれに従おうとする。 別の誰かが言う。 正しいのはこちらの道だ。 私は迷う。 どちらが正しのか。 どちらも正しくないのか、正しいのか。 どれが本当で、どれがうそなのか。 自分を出せずに、ただ人に従うだけ…

穴だらけの心…

今日もどこかで誰かが笑っている。 今日もどこかで誰かが泣いている。 世界中で、人々が心を震わせている。 そして、人々の心は満たされていく。 自分が存在しているという証明を得る。 でも、私は満たされない。 ここにいてもいいという実感がないから。 一…

サキニアルモノ…

人は夢を持つ。 自分のなかで最も強く。 絶対に手に入れたいと思う夢。 そのために、全力を尽くし。 全てを犠牲にする。 その過程では、傷つく。 そして、誰かを傷つける。 そんな時、きっと苦しむだろう。 自分の夢の価値を。 人を犠牲にしても、叶える価値…

秘められた想い…

人は生きている限り、選択を迫られる。 そのたびに立ち止まり。 長く悩んで、道を選び。 その先で壁にぶつかる。 そのとき、人は後悔する。 そして、立ち止まって歩くのをやめてしまう。 それは誰でも同じこと。 諦めてしまう。 立ち止まってしまう。 そうす…

白い闇…

希望を失う。 悲しみに包まれる。 そのとき、光は途絶え。 心は黒い闇に覆われる。 全てを信用することができなくて。 自分の中に閉じこもる。 黒い闇は自分の心を押しつぶす。 けれども、いつかそこに一筋の光が差し込む。 それに気付き、手を伸ばしたとき…

自分のために…

人はそれぞれ物語を持っている。 生まれたときから紡いできた物語。 その物語は自分が主人公で。 自分の舞台でそれを演じている。 観客は世界そのもの。 それは長い長い物語。 そして、きっと思うだろう。 何故自分はこれを演じているのか。 楽しいこともあ…

終わらない旅…

人は旅をする。 宛てのない旅。 そのうち、目的地を決める。 そして、目的地についても。 じっとしているのは少しの間。 そこに留まるのは少しの間。 何かを終わらせても。 人は次の目標を求める。 もうやめようと思っていても。 心のどこかで旅を求めている…

露と消え行く…

幻の世界。 人が夢見て、憧れる世界。 そこにいる自分は、誰よりも強く、やさしい。 全ての幻想を知り。 決して傷つくことのない世界。 そして、一瞬で消えてしまうはかない世界。 そこは夢の世界。 現実とはかけ離れている。 辛く、苦しく、哀しく、重い現…

マヨイビト…

夢を見た。 誰にも気付かれず。 誰にも必要とされず。 自分の居場所をなくす夢。 苦しくて、哀しくて。 それでもどうすることもできずに、ただ佇んでいた。 その世界で私はたった一人の迷い人だった。 どこにも居つくことができずに。 ただ転々と歩く。 自分…

繋がりを求めて…

日が昇り。 街に光が差し込む。 世界がざわめき始め。 一日がまた始まる。 いつまでも変わることがない光景。 そして、これからも続く光景。 けれども、簡単に壊れてしまう。 その光景を見る人が簡単に滅んでしまうから。 いつ果てるとも知れない。 そんな中…