2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

遠い世界…

最初は憧れだった。 幼心に映る姿が格好良くて。 自分もそうありたいと願った。 だから、この道を進もうと思った。 現実を知らずに。 理想だけを描いて。 そして、自分は。 すぐに現実を知ることになった。 そこへ到達するには。 とても険しくて。 とても長…

吹っ切る…

いつも一緒だった人がいなくなった。 そばにいるのが当たり前で。 時々喧嘩をしたり。 一緒に笑ったり、怒ったり。 その人が一緒にいるだけで。 自分は安心できて。 いつもの自分でいられた。 自分をずっと支えてくれた存在。 けれども、その人が突然いなく…

特別…

自分は特別なものは何もない。 どこにでもいる。 平凡な人間だ。 特殊な才能があるわけでも。 秘められた力があるわけでもない。 自分よりも上の人は五万といるし。 自分よりも下の人もいる。 本当は特別な人が羨ましい。 自身の力で成功して。 得意げになる…

歪み…

最初は単純だった。 自分の未来を守るために。 大切に思うものを守るために。 自分は戦った。 そして、それが自分の正義だった。 けれど、自分は。 いつの間にか歪んでしまった。 守るという目的を忘れてしまい。 戦うという手段そのものが。 自分の目的にな…

操り人形…

人は自分の意志で生きている。 それは当たり前のこと。 自分自身で考えて。 自分自身で行動している。 そこに他者の意識が介入することはない。 けれど、本当にそうだろうか。 例えば、自分で考えていると思うことが。 実は誰かから刷り込まれたものではない…

永遠…

最初は、それが何時までも続くと思っていた。 何も変わらず。 どこまでも、この道が続いていくと思っていた。 それが間違いだということに気付かず。 自分は何の疑いもなく。 何も考えずに、その道を歩いていた。 そして、唐突に道が途切れたとき。 自分は思…

真偽…

目の前にあるもの。 それが表に出ていて。 眼に見えるからといって。 無条件にそれを信頼してしまう。 それは危険なこと。 すべての事象が。 表出しているものが真であるとは限らない。 その事象に隠された意味。 表出しているものの真偽。 それを見極めなけ…

もうすぐ…

最初の一歩を踏み出したときから。 長い時間が過ぎていった。 その間にはいろんなことがあった。 親しい友人と出会い、別れ。 大切だった人と永別し。 深い悲しみを知って。 新しい出会いに喜び。 自分が本当に欲しいものを知って。 それを追いかけるのに夢…

道具…

朝日が昇って。 一日が始まる。 機械的に、同じ時間に起きて。 機械的に仕事に行く。 そして、毎日同じような仕事を。 機械的に消化していき。 時間になれば。 機械的に、家に帰る。 それが今の自分の暮らし。 毎日が同じことの繰り返しで。 すべての物事を…

英雄…

英雄は万人に愛され。 崇め、奉られる。 英雄は力の象徴であり。 平和の立役者でもある。 激しい戦を終結に導き。 平和を望む人々の望みを叶える。 誰にでも優しくて。 己に厳しく。 力強く。 頼もしい存在。 そんなイメージが英雄にはある。 けれど、英雄も…

いずれ…

自分には目指しているものがある。 自分には目標としている人がいる。 いつかそこにたどり着きたい。 いつかその人に追いつきたい。 そう思って、この道を進むことを選んだ。 必死に勉強して。 強さを追い求めて。 今まで自分が。 ここまで真剣に。 ここまで…

感情…

人には誰にでも感情がある。 喜怒哀楽。 さまざまな感情を抱えている。 人によって、表現の仕方は違うけど。 皆の根源にあるのは同じ。 けれど、人という世界に生きている限り。 必ずどこかで。 感情を封殺しなければいけないときがある。 感情に任せて、何…

終わりの始まり…

やっとここまでたどり着いた。 長い長い時間をかけて。 ようやくたどり着いた。 ここにたどり着くまでに。 自分はどれだけの時を過ごしたのだろう。 旅を始めてから。 どれだけの距離を歩いてきたのだろう。 もう自分でも分からないほどに。 長く、遠くまで…

適材適所…

自分は今から大きなことをしようとしている。 自分の全てをかけたこと。 この勝負に負けてしまえば。 きっと、すべては終わり。 自分は全てを失う。 大切なものも。 自身の命すらも。 だから、絶対に負けるわけにはいかない。 そのために、仲間も協力をして…

活力…

それは、自分が目的をなすための源。 それは、自分が生きるうえでの意味。 それがあるからこそ。 自分は生きていける。 それがあるからこそ。 自分はがんばれる。 例え、今が辛くても。 例え、今が苦しくても、哀しくても。 それが自分に力を与えてくれる。 …

絡まった糸…

それは、幾重にも絡まったものだった。 幾多もの陰謀。 幾多もの想い。 幾多もの揺らぎ。 全てが複雑に絡まりあい。 重なって。 今の状況を作り上げた。 それを紐解くことは。 とても難しいことだった。 それでも、自分は。 ゆっくりと時間をかけながら。 少…

もどかしさ…

ある日突然。 自分の行く末を知ってしまった。 それは自分にとっての最悪の未来。 絶対に回避しなくてはいけない未来。 だから、自分はありとあらゆる努力をして。 回避しようとした。 時には、助力を請い。 時には、根回しをして。 自分の知識と力を総動員…

なかったこと…

自分は今が好きだった。 優しい時間と。 穏やかな空気。 楽しい仲間。 それがすべてあるこの空間が。 大好きだった。 毎日が充実して。 いろんなことを経験できて。 自分の成長を実感できる。 この場所が大好きだった。 でも、自分はどこかで。 道を間違えた…

予測…

何をするにしても。 何を選ぶにしても。 その先に何が待っていて。 そこで、自分はどんなことをすればいいのか。 それを予測する。 今ある材料から。 自分の置かれた状況から。 自分の持っている情報から。 そうして、先を予測し。 それに対する行動を決めて…

仲間と相談…

以前、とても辛いことがあった。 とても苦しくて、とても哀しくて。 そんな状況だった。 きっと、このままでは。 いつか自分は壊れてしまう気がする。 自分だけじゃなくて。 きっと、周りの人も。 だから、自分がこの状況を。 打開しなければいけなかった。 …

乗り越えるとき…

自分は知ってしまった。 世界が簡単に終わってしまうことを。 それを思い知らされた。 自分の目の前で。 それはあっという間にやってきた。 そして、一瞬にして全てを奪い去った。 もう、その人がそこにいた痕跡は無い。 それは衝撃だった。 まだ、自分には…

観察者…

自分はいつも見ているだけだった。 自分の周りの人は。 とても真剣な眼をしていて。 それでもどことなく。 楽しそうにしていた。 自分はそれに憧れた。 自分もいつか、そんな眼をしてみたい。 自分も、皆と一緒に。 そこにいたい。 そう思った。 自分も確か…

前へ…

自分は大きな失敗をしてしまった。 あせってしまったが故の失敗。 それは取り返すことも。 取り消すこともできない。 失敗は結果という矢となって。 世界を駆け巡った。 その失敗のせいで。 傷ついてしまった人がいた。 その失敗のせいで。 悲しんだ人がいた…

忘却…

あなたの一番大切なものは何ですか。 そう問いかけられた人がいた。 ある人は、自分の命と答えた。 ある人は、お金と答えた。 ある人は、夢だと答えた。 ある人は、失ったと答えた。 大切なものを失った人は。 そのことを忘れようとしなかった。 失ったこと…

自分なりの…

ある人が自分に言葉を残した。 あなたはそれととても似ていると。 でも、それは自分とは全く違う。 外見も、内面も。 自分だけの意見ではなく。 ほとんどの人がそういう。 けれど、あの人は似ているという。 どういうことなのだろう。 自分とそれに共通点は…

頼れる…

自分は今まで。 一人で生きてきたわけではない。 困ったこと、難しかったこと。 それらを乗り越えるために。 仲間に力を貸してもらった。 迷っていたときには。 そっと背中を押してもらって。 間違っていたときは。 間違いを正してくれて。 苦しんでいたとき…

優しい時間…

柔らかい陽が差し込んできて。 心地いい暖かさに包まれる。 静かな場所で。 ゆったりと過ごす。 そばにあるのは、大切なもの。 きっと、そんな風に過ごせたら。 とても幸せなのだろう。 世間の忙しなさから離れて。 ゆっくりと過ごせる時間。 そばに大切な人…

悪あがき…

自分には何も無い。 経験も、力も、才能も。 何か特別なことができるわけでもないし。 何か特別なものがあるわけでもない。 経験がないせいで、技術も無くて。 我を通すための力も無い。 どこにでもいる平々凡々な一人。 何も無いが故に。 たった一つの拠り…

一人で…

ずっと、その人がそばにいた。 自分をずっと助けてくれた。 その人が、自分の手を引っ張って。 ここまでつれてきてくれた。 それはとても感謝している。 いろんなことを教えてくれたから。 でも、そろそろ。 自分ひとりで歩きたい。 そばにいてくれて。 手を…

束縛…

不自由の中の自由。 それは、制限された自由。 あらゆるルールの中で。 あらゆる制限の中で。 そのルールに抵触しないように。 制限を守った中での自由。 できることは限られる。 でも、ルールを守ることで。 与えられるものがある。 享受できるものがある。…