2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

振り返る…

過去を振り切ったつもりだった。 それまでとは違う環境で。 自分を知っている人は誰もいなくて。 全くの零から始めた。 友達も、大切な人も。 思い出も、すべて。 自分の心を騙して。 もう大丈夫だと言い聞かせて。 どこかで無理をして。 過ごしてきた。 で…

必要悪…

英雄が英雄たるためには。 その対極たる悪が必要になる。 悪が、人々に恐怖を植え付け。 絶望の中で。 差し込む一条の光のように。 英雄が悪を滅ぼす。 そうすることで、英雄は。 本来の力以上の効果で。 英雄としてみなされる。 人を苦しめていた悪を滅ぼし…

眠れるもの…

ある人が言う。 君にはまだ使っていない力があると。 それは本当なのだろうか。 自分は今、自分にできる最大の力を発揮している。 少なくとも、自分はそのつもりだ。 この道は。 自分の力を最大限に発揮しなければ。 進むことのできない道だから。 だから、…

自覚…

自分はいつの間にか。 大切な人を傷つけていた。 自分で気付かないうちに。 その人は傷つき。 苦しんでいた。 自分が原因なのに。 自分がそれに気付くことができなかった。 それが余計に傷つけたのだろう。 自分の最大の罪は。 それを罪だと知らないこと。 …

囁き…

目の前に選択肢がある。 ひとつはとても甘美で。 自分の欲望を満たしてくれる。 けれども、正義に反するもの。 もうひとつは辛苦。 自分の得にはならない。 けれども、正義を貫く道。 正義を取るか。 欲望をとるか。 甘い誘惑は自分にささやきかける。 自分…

祈り…

自分がやると決めたこと。 それに対して。 自分はできる限りのことをした。 必要な情報を集め。 必要なものを集め。 タイミングを見計らって。 切り札を切る。 そうして、自分を主張し。 人に自分を認めさせた。 でも、自分にできることはここまで。 後は、…

ゆっくり…

何時からだろう。 時間の流れが速く感じるようになったのは。 何時からだろう。 ゆっくり空を眺めなくなったのは。 何時からだろう。 自分に余裕を感じなくなったのは。 昔は一日がとても長くて。 ゆっくりと空を眺めたり。 心に余裕があって。 周りが見えた…

うそつき…

人は嘘をつくとき。 どうしても、後ろめたい気持ちが出てしまう。 それは、きっと。 自分でも悪いことだと分かっているから。 自分の良心の叱責があるから。 そして、それから眼を背けるように。 人の眼を見ることができない。 それが悪い嘘でも、優しい嘘で…

覆い隠すもの…

人は自分の心を隠している。 嘘で塗り固めて。 虚勢を張って。 その上から壁を作って。 徹底的に、外部から隠そうとする。 臆病な自分を知られたくないから。 本当の自分を隠したいから。 人が怖いのは分かる。 誰にでも踏み入られたくない領域があるから。 …

もう少し…

人は大抵、何かを決めるとき。 決断に踏み切るまでの一歩を恐れてしまう。 その一歩は、境界線だから。 その一歩を踏み出せば。 すべての賽は投げられて。 結果が出るのを待つしかない。 けれども、踏み出す前ならば。 まだ戻ることができる。 だから、人は…

因果…

全てには因果律というものが存在する。 何かをすることで。 それに対しての結果がつく。 逆に、望む結果を得たいというのなら。 相応のことをなさなければいけない。 それは全てにおいて同じこと。 勝敗を決することならば。 どれだけそれに労力を使い。 ど…

答え…

ずっと捜し求めていたものがある。 そこにたどり着くには、この道でいいと確信していた。 だから、がむしゃらになって。 危険な状況でも。 困難にぶつかっても。 諦めずに。 ここまで進んできた。 けれども、間違っていた。 確信をもって進んできた道が。 違…

正義と悪…

誰かのためになることをする。 誰かが喜ぶことをする。 一般大衆が喜んで。 それが正しい行いだとなれば。 それは正義となる。 力よ大衆のためであれ。 そういう思想の元。 社会に準じる心。 それが正義。 逆に、社会に反すること。 一般大衆が迷惑をし。 哀…

一手先…

人は未来をあらかじめ知っておくことはできない。 未来は不確定で。 蜃気楼のようなもの。 近づけば幻のように消え。 そこにあるのは全くの別物だから。 けれども、そこにあるものを。 あらかじめ予想することはできる。 今手元にある情報から。 すべての可…

自分だけ…

自分だけが特別だと思っていた。 今がこんなに苦しいのも。 こんなに辛い目に遭うのも。 自分が人よりも特別不幸で。 自分よりも苦しい人はいない。 そう思っていた。 何をしてもうまく行くことがなく。 怒られるのが当たり前。 自分自身を必要としてくれる…

優しい世界…

誰もが心の障壁を持つことなく。 何の苦しみもなく。 文化の違いも、民族の違いも。 考えも、生き方も、感じ方も。 すべて違いがなく。 争いが存在しない。 そんな世界があったとしたら。 それは優しい世界なのだろうか。 人が人を恐れることなく。 意見が食…

かかわり…

それは最悪の契約。 一度関われば。 力が手に入る代わりに。 全てを奪われてしまう。 だから、関わりたくなかった。 それを知っていたから。 目の前で、それに関わって。 契約し、全てを獲られ。 消え去った人を知っているから。 でも、関わざるを得なかった…

壊すもの…

世界には相容れない存在がいる。 皆が皆そうであるわけではないけれど。 お互いの存在が気に入らなくて。 自分の領域に相手が入ることを嫌い。 それが分かれば即座に攻撃を加える。 対象が何もしていなくても。 対象がその存在だというだけで。 必要以上に怯…

先駆け…

それは突然現れた。 幻のように実体がなく。 その真っ黒な影の中に。 全てを飲み込んで。 世界を覆いつくすために。 そうして、世界はゆっくりと侵食されていった。 それは災禍の先駆け。 全てが飲み込まれてから。 本当の災禍が訪れる。 真っ暗な世界で。 …

謎解き…

世界には未知のものがたくさんある。 人の計り知れないこと。 未発見のもの。 そんなものが世界にはたくさんある。 そして、人は無知であり。 強欲でもあるから。 その謎を解こうとする。 ありとあらゆる理論を持って。 その謎を解析し。 論理を組み立て。 …

信念と裏切り…

自分の中にある信念と。 自分の大切なもの。 その二つが目の前で。 天秤にかけられている。 自分の信念を通せば。 大切なものを失う代わりに。 自分を守ることができる。 自分が信じていたもの。 自分の信念。 それを守ることができる。 逆に大切なものを選…

見えるけど見えないもの…

自分には見えていないものがたくさんある。 何かに夢中になれば。 ほかの事は全く見えなくなって。 失敗をしてしまう。 それは見えるけど見えないもの。 見えるのと見るのでは違う。 視界に入っていても。 それを意識しなければ、それは見えないのと同じだか…

指針…

人は道に迷いやすい。 最初の頃は、自分のやりたいことがはっきりしていて。 そのために必要なこと。 そのためにしなければいけないこと。 全てがはっきりしていた。 でも、何時からか。 その指針は狂いだす。 本当にそれでいいのだろうか。 このままの道で…

ものさし…

人は何かを図るとき。 何かを基準にしている。 それは、自分の考え方や生き方。 性格、希望、正義や信念。 それ以外に単純に数値化できるもの。 さまざまなもので図る。 数値化できるものは。 誰の眼にも同じに映って。 ほぼ同じ答えにたどり着く。 けれど、…

正解の道…

目の前で大切な人が苦しんでいる。 その人は、とても優秀で。 自分が足元にも及ばないような人。 そして、自分も同じように苦しんでいる。 とても苦しくて。 楽になることを望んでしまう。 尋常の苦しみ方ではない。 それでも、助かるのはどちらか一人。 自…

強く…

今の自分は。 とても弱くて、とても臆病。 誰かの力を借りて。 ようやく自分を守っているだけ。 自分を傷つけるものがとても怖くて。 前線から一歩退いて。 強いものの影に隠れて。 ようやくここにいる。 あと一歩踏み出すことができれば。 きっと変わるのだ…

残り時間…

過去にこの道を選んだときから。 ずっと覚悟していた。 終わりが訪れるのを。 世界で生きている限り。 誰にでも訪れるけど。 この道を選んだ自分は。 人よりも猶予は短い。 この道を進むには代償が大きすぎるから。 凄い勢いで、時間が削られている。 きっと…

誓い…

自分には必要なものがある。 それを手に入れるためには。 多くの対価と。 相当の覚悟が必要となる。 対価は契約の証。 それを支払うことで。 自分に力を与えてくれて。 それまでの自分ではなしえなかったこと。 叶わなかったことが可能になる。 対価はいわば…

RESTART…

自分で進む道を決めたときから。 ずっと歩いてきた。 自分の夢をかなえるために。 道の途中にある障害物は。 すべて排除して。 使える手段はすべて使い。 進んでいた。 でも、あるとき。 自分は全てを奪われた。 力も夢も。 感情や意志でさえも。 そうして、…

やり直し…

人は未来に行くことはできない。 人は過去に戻ることはできない。 人は現在しか生きることはできない。 古来より続いてきて、決して破られることのない。 これは人の不文律。 一度過ぎてしまえば。 それは過去のものとなり。 それを変えることは叶わない。 …