露と消え行く…

幻の世界。
人が夢見て、憧れる世界。
そこにいる自分は、誰よりも強く、やさしい。
全ての幻想を知り。
決して傷つくことのない世界。
そして、一瞬で消えてしまうはかない世界。
そこは夢の世界。
現実とはかけ離れている。
辛く、苦しく、哀しく、重い現実。
付きまとうのは重圧。
その重圧に押しつぶされそうになる。
だから、人は幻想を見る。
そして、そこでは最強の自分。
誰よりも、何よりも。
そんな自分を夢見る。
ただの逃避と知りながら。
夜空に、一瞬だけ咲き。
瞬く間に消え行く花火のようにはかないと知りながら。
それでも、人は夢を見ようとする。
きっと、縛り付けられた心を解放しているのだろう。
誰にも遠慮することなく。
理想の自分を求めて。
人は夢の世界の住人になろうとするのだろう。
そして、現実に立ち向かっていくのだろう。



最近は花火大会が多いです。
本日もどこかで花火大会がありましたが、なぜか夕立も。
そして、空に響く炸裂音がどちらのものなのか区別が付きませんでした。(笑