ミエルモノ…

空を見上げる人がいる。
自分も釣られて見上げてみる。
しかし、見えるのは蒼い空と雲だけ。
他には何も見えない。
ふと、その人を見てみる。
その人は食い入るように何かを見つめている。
何が見えているのだろう。
自分には見えないのだろうか。
その人が見るものを自分も見てみたい。
その瞳に何が宿り。
何を写しているのか。
その瞳に宿っているのは闇か、光か。
希望か、絶望か。
その瞳が写しているのは可視か、不可視か。
彼は、それを見て何を思っているのだろう。
もしかしたら、自分だけが見えないのだろうか。
目の前にあるのに気付いていないのだろうか。
いったい自分は何を見ているのだろう。
何が見えているのだろう。
ただ、漫然と瞳に映る光景を見ているだけで。
自分から何かを見ようとしていない。
そんな事実に気がついた。
世界には見ようとしなければ見えないものがある。
それを見たとき、世界が広がる。
ならば自分も見てみよう。
その先に自分が求めるものがあるかもしれない。
それを探すためにも。
見えないものを見てみよう。



現在報告書に自分が一日で理解したことを書いているのですが。
今やっていることは雑務ばかり。
これでいったい何を理解しろというんだ〜!(汗