奏でるもの…

耳を澄ませてみる。
静かだと思うところでも。
いろんな音が聞こえる。
木の葉が擦れる音。
人が活動する音。
何かが動く音。
いつもは聞こえない音が聞こえてくる。
世界は決して静かではない。
いろんな音が溢れている。
それは一つ一つが何かを語る音。
人は生きることで。
自分の音を奏でている。
それは、他の誰とも違う音。
誰にもまねできないもの。
そして、その音は時に別の人の音と重なる。
二重奏、三重奏、四重奏、五重奏、多重奏。
それは時にうまくいくことが無くて。
不協和音となってしまう。
けれども、ゆっくり、丁寧に。
誰かを想い、想われて、時間を重ねていけば。
それは綺麗に重なって。
今まで以上に、綺麗な音になる。
指揮者も何も無くて。
自分の想うように音を奏でる。
それが、別の誰かと重なって。
綺麗な音になるのは奇跡に近いもの。
自分は、どんな音を奏でているのだろうか。
誰と奏でているのだろうか。
それは綺麗に重なっているのだろうか。
誰にも聞くことのできない音だけど。
それを聞くことができたなら。
綺麗な音であってほしい。



誰かと協調して、それでも自分として生きていくのはとても難しいことです。
さて、本日は先日の風邪の影響で一日中鼻が詰まっていました。
おかげで、何を食べてもほとんど味を感じませんでした。(泣
ああ、苦しい…。