侭ならないもの…

最初は、ただ守りたかった。
それだけのために。
脅かすものと戦っていた。
守って、戦って。
傷ついて。
それでも、大切なものを守りきった。
それだけだったのに。
いつの間にか。
大切なものが大きくなってしまった。
そして、それを守るために。
あえて傷つけなければいけなかった。
自分の言う一言に。
絶大な力が宿っていて。
その一言で、傷つく人がたくさんいる。
本当は戦いに巻き込みたくないのに。
本当は、傷つけたくないのに。
苦渋の決断を迫られて。
仕方なく、傷つけてしまう。
きっと、世界に地獄があるというのなら。
自分はそこに行くのだろう。
自分に守れるだけの人を守るために。
それよりも多くの人を傷つけたのだ。
憎まれてもいるだろう。
恨まれているだろう。
本当に世界は侭ならない。
自分が向いたい場所に向うことができず。
たくさんの犠牲を伴う。
でも、それが自分のすべきことならば。
自分はそれを避けるべきではない。
後でどれだけ憎まれて、恨まれても。
それが自分の責務ならば。



たくさんの対価を払っても、得るものはないのがこの世が侭ならないことです。
さて、本日は割りとゆっくりとした休日を送っていました。
本当は、誰かを誘ってダーツにでも行こうかと想いましたが。
まだ体調が完全ではないので、ほぼ一日をぼうっとしたり、本を読んだりしていました。
そんなわけで、最近購入した本です。

輪環の魔導師 (2) 旅の終わりの森 (電撃文庫 わ 4-26)

輪環の魔導師 (2) 旅の終わりの森 (電撃文庫 わ 4-26)

輪環の魔導師は王道のファンタジーといった感じですね。
割と読みやすいファンタジーです。
薔薇のマリアはお気に入りのシリーズです。
主人公が現実的で中々面白い話です。
どちらも一度ご賞味あれ。(笑