逃げ出した後…

現実はいつでも厳しい。
何をしてもうまく行くことはなく。
ただ、冷たい事実を突きつけられる。
どれだけ努力をしても。
それが報われることはなく。
自分の大切なものすらも。
守ることができない。
とても、辛くて、冷たくて。
哀しい現実。
そんなものを何時も目の当たりにしていた。
必死になって、災難を乗り越えて。
必死になって生き残ったのに。
そこには次の災難があった。
いつまでも続いているつらいこと。
終わることなく、自分に迫ってくる。
泣き出しても、わめいても。
それが消えることはなく。
どうしようもない絶望感が襲ってくるだけ。
だから、現実から眼を背けた。
迫り来る重圧から逃れるために。
現実のどこにも無い救いを求めて。
仮初だけど。
とても居心地のいい場所で。
理想とも言える場所だったから。
自分はいつしかそこを彷徨うようになった。
ここに逃げ出しても。
いつかは戻らなくてはいけないのに。
ここにいつまでもいても。
何の解決にもならないのに。
自分はとても弱いから。
偽りの安寧を求めた。
そして、自分は夢を彷徨う咎人になった。



辛い現実の前に人は無力になってしまいます。
さて、本日は我が家にくるりん氏が宿泊しています。(汗
帰宅して暫らくしてから、彼の上司から私に電話があり、彼を我が家に泊めて欲しいといわれたのです。
そこで、泥酔状態の彼を迎えにいき、現在に至ります。
因みに、件のくるりん氏は現在我が家の和室にて熟睡中です。(笑