飛べない翼…

自分は翼を持っていた。
本来は自由に空を舞い。
いきたいところへと行く翼。
けれども、自分の翼は違う。
空に自分を運ぶことは無い。
どれだけ羽ばたいても。
空は遠く、手が届くことは無い。
それは飛べない翼。
そして、翼は時々暴れだす。
恐ろしいまでの破壊の力を撒き散らして。
周りを粉砕し、破壊し、暴虐を尽くす。
その力を自分は抑えることはできない。
そして、いつからか自分は。
この翼を忌み嫌うようになった。
こんなものはなくなればいい。
飛べない翼に意味は無い。
破壊を撒き散らす翼は翼ではない。
どれだけ、空に憧れても。
それがかなうことはなく。
強大な力が自分を苦しめる。
どうしようもなく、絶望が襲い来る。
その絶望をかぎつけて。
また翼が暴狂う。
でも、この翼に触れる人がいた。
とても冷たいこの翼を暖めてくれる人。
自分に光を教えてくれた人。
その人が大切になった。
だから、その人を傷つけないようにしようとした。
その人を守ることにした。
この翼で空を飛ぶことはできないけど。
とてつもない力で破壊を齎すけど。
大切な人を守ることもできた。
意味の無いと思っていた翼に。
意味が生まれたときだった。



世界には無駄のようでも、それなりに意味があるものがたくさんあります。
さて、最近はとても早く帰宅しています。
少しだけテンションが上がりますね。(笑
そして、気になったこと。
昔からですが、私の携帯はあまりなることはありません。(汗
時々、携帯をするのを忘れていても、着信は0なんてことも良くあります。
最早、慣れてしまいましたが、なぜか時々寂しくなります。(泣