必要悪…

英雄が英雄たるためには。
その対極たる悪が必要になる。
悪が、人々に恐怖を植え付け。
絶望の中で。
差し込む一条の光のように。
英雄が悪を滅ぼす。
そうすることで、英雄は。
本来の力以上の効果で。
英雄としてみなされる。
人を苦しめていた悪を滅ぼし。
人を助けた存在として。
人は英雄に憧れ。
尊敬する。
けれど、必要悪として。
滅ぼされることになった悪は。
人々からさげすまされる。
人々の憎悪をその一身に受け。
英雄を英雄足らしめるために。
そのためだけに存在した悪。
悪が何を想い。
何を感じて。
必要悪を演じてきたか。
そんなことを語る人はいない。
知ろうともしないだろう。
最後には消えてしまう存在だと分かっていて。
それでも悪を演じ続けられる。
それも、そうすることができる人は。
とても少ないというのに。



世界中で語られる英雄は、その対極となる悪がいたからだと想います。
さて、先日「コードギアス R2」が最終回を迎えました。
結構感動しながら見ていました。(笑
そして、また面白いアニメがひとつ終わってしまいました。(汗