終わりの始まり…

やっとここまでたどり着いた。
長い長い時間をかけて。
ようやくたどり着いた。
ここにたどり着くまでに。
自分はどれだけの時を過ごしたのだろう。
旅を始めてから。
どれだけの距離を歩いてきたのだろう。
もう自分でも分からないほどに。
長く、遠くまで来た。
すべてはここにたどり着くために。
ここにたどり着いて。
自分の全てを終えるために。
途中で、何度も挫折しながら。
苦しく、哀しい思いをしながら。
そのたびに、仲間に助けられ。
力を借りながら旅をしてきた。
そうして、今自分はここにいる。
きっと、旅を始めた頃に比べて。
自分は成長している。
それなりの経験もした。
それなりの物語を見て。
それなりの物語を描いた。
でも、その旅もここで終わる。
ここは終わりが始まる場所。
ここではどんな物語があるのだろう。
自分はどんな役割を果たすのだろう。
どんな物語でも。
自分は最後まで見届ける。
さあ、始めよう。
終幕を告げる鐘の音とともに。



私は、どんなことでも最後まで見届けることが大切だと想います。
さて、最近思うのですが、映画館で最後のエンドロールが流れた瞬間に席を立つひとがいます。
別にそれがどうというわけでもないのですが、最近の映画ではエンドロールの後に何かしらの映像を流すのが常になっています。
彼らは、それを見逃しているわけでもったいないと感じる今日この頃です。(笑