遠い場所…

ずっと近くにいると思っていた。
手を伸ばせば触れられるほどに。
だから、いつも一緒に笑って。
一緒にいられるのだと思っていた。
でも、本当は違った。
とても近くに感じていたのは。
錯覚だった。
本当は、ずっと遠い遠い場所で。
自分の知らないことがたくさんあった。
その人が見えているものが見えない。
その人が聞いているものが聞こえない。
ごく当たり前のことなのに。
それだけのことで。
その人がとても遠い存在に思えた。
きっと、本当は自分は。
誰とも違う場所で。
誰とも違う時間を。
自分ひとりで生きているのだろう。
そして、自分が親しいと思っていた人は。
否、自分の周りにいる人たちは。
自分が生み出した幻想。
だから、人を遠くに感じる。
本当に笑うこともできず。
疎外感を感じるのだろう。
まるで、完成された物語に。
無理やり登場人物を加えるように。
自分の居場所など。
そこにはないのだろう。



中々どうして、人のことは理解し辛いことばかりです。
さて、もう3月になりました。
というわけで、そろそろ私のお気に入りのアニメも終わりを迎えようとしています。
とりあえず、「CLANNAD」は毎回感動しっぱなしですね。(笑