人間とヒト…

人間とヒトの違い…。
どちらも同じ意味のように取れても、両者には明確な区別があるはず。
人間とは、動物分類学上の呼び名でホモサピエンスのことなのだろう。
じゃあ、ヒトとは。人間個々の単体のことを示す。
そして、ヒトである=人間であるという図式が成り立つ。
じゃあ、逆に人間である=ヒトであるという図式は成り立つのか。
ヒトであるという定義は何か。
ある人はいう。それは「思考できることだ」と。
しかし、思考できる動物は他にもいる。更に、ロボットやコンピュータも考える時代だ。
これは、当てはまらない。
別の人は言う。「それは人間の形をしていること」だと。
しかし、人間の形をしているのは、他にもいる。人型のロボット、きわめて人間に近い骨格を持った動物。
これも、当てはまらない。
さらに別の人は言う。「それは心があること」だと。
これはどうなのだろう。
そもそも、心という存在が不確かなもの。
これといって、確かに心と呼べるものではない。
装考えると確かにこの考えは当てはまるかもしれない。
しかし、心=感情だと考えると当てはまらなくなる。
感情を持つ動物は多い。
人間がそれと理解していないだけで、多くの生物が感情を持っている。
じゃあ、ヒトである定義はどうしたらいいのだろう。
答えは分からない。しかし、自分なりの正解に近いものならば見つけた。
それは、「間違いを犯すこと」である。
この「間違いを犯す」というのは、人間特有のもの。
そもそも、他の動物では間違いという概念すらない。
また、ロボットならば、プログラミングされたことに忠実に従うので、間違いを犯さない。
人間は間違いを犯す。ゆえにヒトである。
逆に、間違いを犯さない人間は既にヒトではない。
それは神と呼ばれる存在に昇華してしまうからだ。
ようやく私は答えを見つけたような気がした。
でも、これからもこのことには考え続けるだろう。
それは、私がヒトと呼ばれる存在であり、間違いを犯し続けるからだ。



かなり他愛もないことを考えていたときに、ふと思いつたことです。

相変わらず文章が稚拙で申し訳ありません。(汗