大人になること…

大人と子どもの違い。
それは、単に年齢的なことや身体的なことに限らない。
じゃあ、大人ってなんだろう。
成人を迎えたことなのか。
それは違うと思う。
毎年の成人式を見ていると特にそう感じてしまう。
彼らは大人のふりをした子どもだと思うから。
大人とは、働いていることなのだろうか。
それも違う。
働くということは、子どもにもできることだから。
子どもはそれをしないだけ。
では、大人とは自立していることなのだろうか。
確かに経済的、あるいは精神的に自立している人は大人に見える。
けれども、決して自立していることが大人であるということにはならない。
人は、誰かに頼ることも大切だから。
誰かに頼ろうとしない人は、強がっているのだろう。
じゃあ、本当の大人とはなんだろう。
いくら周りが自分を大人と扱っても、まだまだ自分は子どもだと感じてしまう。
社会に出ても未だに馴染めず、場違いに感じてしまう。
そんな自分を大人と認めたくないから。
もしかすると本当の大人というのは、自分が自分を認めることなのだろうか。
周りはもちろんのこと、自分で自分を大人と認識し、認めることが大人になることなのだろう。
だから、自分はまだまだ子どもだと感じてしまう。
自分で大人と認めることができるのはいつのことだろう。
きっとその日は遠い。
いつまでも、自分を子どもだと感じてしまうから。



いやはや毎年の成人式はひどいものですね。(笑
でも、どこかしら彼らと似たものだと感じてしまう自分がいるのには驚きでした。(汗