繰り返す日々…

人は何かをしようとするとき、必ず躊躇してしまう。
その先に、何が起こるかわからないから。
先が見えないことに不安を覚えるから。
それでも、自分をとどめている見えない境界線を踏み越えてみる。
最初の一歩を踏み出した後は、そのことが大したことではないように思えてくる。
それは、勇気を出して一歩を踏み出した人だけが得られる感覚。
今、目の前に存在する壁はとても大きく見える。
でも実際に踏み越えてみると、それはたいした壁ではないと分かる。
心に存在する不安がその壁を大きく見せている。
そんなことはわかっている。
けれども、やっぱり踏み越えることには大きな勇気がいる。
絶大な不安が付きまとう。
そして、耳元でささやく。
無理はしなくていいと。
先にあるのは、絶望と後悔だけだと。
そして、人はそのあまいささやきに納得してしまったとき、歩くのをやめる。
押しつぶされそうな不安に負けてしまう。
本当は、そんな不安は幻だというのに。
その不安は自分自身が生み出した、心の弱い部分だというのに。
そのことに気付かない。
まるで、弱い部分を存在しないかのように扱う。
でも、その弱さを敵視してはいけない。
それは、自分を構成する一部なのだから。
それを否定し、攻撃するということは、自分自身を否定し、攻撃することだから。
そして、それを認め、自分の存在として迎えたとき、人は強くなれる。
弱いものを弱いと認めることのできるのは、心が強い人なのだから。



あまい囁きを振り切るのは大変ですね。
自分もがんばって強くなろうと思います。
できるかなぁ。(汗