時の流れ…

時の流れは同じではない。
人が作った時間は偽りのもの。
それですら、常に同じ速さで流れているわけではない。
自分にとって嫌悪を感じるもの。
退屈を感じるもの。
何かしら、負の感情を抱いているとき。
そんな時、必然的に時の流れは遅くなる。
まるで、世界を置いて、自分だけが加速してるように。
ただゆっくりと流れていく。
そして、自分にとって好意を抱くもの。
楽しく感じるもの。
何かしら、正の感情を抱いているとき。
そんな時、必然的に時の流れは速くなる。
まるで、世界が加速し、自分が取り残されているかのように。
人にとって、辛く感じたり、苦しく感じる時間は長く感じる。
例え、それが数瞬の苦しみでも。
それは長く感じる。
毒が自分の体を長い時間をかけてじわじわと侵食していくように。
そして、人にとって楽に感じる時間は短い。
まるで、泡沫のように、はかなく、一瞬で消えてしまう。
だから、何気ない幸せの時間すらも、短く終わってしまう。
だから、苦しく困難な時間は長く続く。
でも、どんなに長い時間、苦しい思いをしたとしても、それはいつか終わる。
時の流れは、止まっているわけではない。
時の流れは、戻るわけではない。
そして、その時間を乗り越えることができれば、ささやかだけど、幸せな時間がやってくる。
例え、泡沫のようにはかなくとも。
先に歩く希望を見つけられる。
だから、前を向いて歩いていこう。
どんなに辛くても、その先には希望がまっているのだから。



因みに、相対性理論を用いれば、時の流れが一定でないことは科学的にも証明できます。
以前、私の日記でも簡単に説明していたはずなので、知りたい方は調べてみてください。(笑