偽りのもの…

真実とは時に残酷なものである。
人や時間、場所、全てのものに影響を受けることなく。
そこにあることが全て真実。
例え、それが神と呼ばれる存在であっても。
真実を偽ることはできない。
そして、人は辛い真実を目の前にしたとき。
それを、偽りのもので覆い隠そうとする。
真実と似ていても、どこかが決定的に違う何か。
鏡のように、同じものでも正反対のもの。
そして、人はそれを信じようとする。
そうしなければ、自分が壊れてしまいそうだから。
そうすることでしか、自己を保つことができないから。
そして、真実を覆い隠そうと、人は嘘をつく。
その嘘が、やがて自分を滅ぼそうとしていることに気付かずに。
あるいは、そのことに気付いていても。
やがて、その嘘は別の嘘を呼び、大きくなっていく。
そして、いつか本人すらもどうすることもできないようになる。
そして、そのまま自分を欺くために。
人を欺くために。
更に人は嘘をつく。
そして、その嘘は自分に牙を向く。
そして、そのとき人はむなしさに気付く。
どれだけ、真実を隠そうとしても。
どれだけ、真実から目を背けても。
どれだけ、偽りの安寧を作り上げても。
所詮、それは偽りのもの。
砂漠の蜃気楼のように。
簡単に自分の下から消え去ってしまう。
だから、目の前の真実から逃げてはいけない。
それは、あなた自信なのだから。
それを否定することは、あなたを否定することだから。



私も、よく人に嘘をついたりしていますが、やはりどこかでむなしくなります。
でも、正直に生きることほど難しいものはありません。
取り合えず、今わたしの目の前にある真実。
それは、明日からまた会社が始まることです。(汗