平行線…

大切なものを守ると決めた。
そして、そのために力を手に入れて。
大切なものを傷つける存在から守ってきた。
けれども、ふと気がついた。
自分は、大切なものを守っているつもりで。
反対に、傷つけていたことに。
自分が退けた存在のなかに。
大切なものが、大切にしているものがあったから。
それを知らずに傷つけ。
守っている自分に満足していた。
だから、それに気がついた時。
とても、哀しくて。
永い間慟哭した。
そして、自分の存在が大切なものを傷つけるから。
自分は、大切なものから身を引いた。
自分がいないことで、それが安らぐならば。
自分がいないことで、それに幸せが満ちるならば。
自分は身を引こう。
そう決めた。
そのことがまた大切なものを傷つけていると知らずに。
きっと、大切な存在は、自分に戻って欲しい。
でも、自分は傷つけてしまった自分が許せず。
大切な存在から、安らぎを、幸せを奪うから。
戻ることはできない。
二つの想いはいつまでも交わることがなく。
哀しい誤解をしたまま、時が過ぎていく。
まるで、どこまで行っても交わることのない平行線のように。
延々と続いていく。



明日からはまた会社です。(汗
一応、23日は休みなのでゆっくりできるかなぁ。(笑