散り行くもの…

道の真ん中に桜が咲いていた。
その身を淡い花で飾り。
風が吹くたびに、散っていく。
そんな風景を見ていて、哀しくなった。
なぜだろう。
花は咲けば、散っていくのが当たり前なのに。
何がこんなに哀しいのだろう。
そして、気が付けば泣いていた。
驚いて、涙を止めようとしても止まらない。
そして、いつまでも花が散っていくのを眺めていた。
ひらひらと花が舞うたびに。
涙を流しながら。
やがて、哀しい理由が思いついた。
きっと、散っていく花が。
自分と重なったのだろう。
強い風が吹くたびに。
何かを失っていく自分と。
それをとめることもできずに。
ただただ、散っていくものを見ているだけ。
そんな無力で、弱い自分に重なったのだろう。
そんな自分がとても悔しくて。
失うたびに感じる喪失感が寂しくて。
その想いが桜と重なって。
今自分は泣いているのだろう。
だから、強くなりたい。
強い風が吹いても。
それを失わずにすむように。
もう、何も奪われないように。
自分で、自分を守れるように。
強くありたい。



今年の冬は比較的暖かいようです。(汗
私が雪山に行く前に、雪が溶けないか心配ですよ。(笑
本当に、大丈夫かなぁ。