侵略者…

気が付けば、いつの間にか侵食されていた。
自分がいる世界が小さくなっていた。
自分に残された時間はもうないのだろう。
それは侵略者。
人の哀しみ、苦しみ、辛さ。
負の感情を喰らいながら。
じわじわと人の世界を侵食していく。
とめることはできない。
人はそれの前にはあまりにも無力だから。
ただ、侵食され、蹂躙され。
壊され、喰われ。
自分の世界が削られていくのを見ているしかない。
抗えば抗うほどに。
侵食は増していく。
きっと、そのうち自分の全てを喰らわれる。
自分が感じていた喜びも、希望も、幸せも。
悲しみも、痛みも、苦しみも。
夢も、記憶も。
心も身体も。
ただ、絶望が押し寄せる中で。
終わりが来るのを待つしかない。
人がどれだけ願っても。
それが止まるわけではないのだから。
これから、自分はどれだけの苦痛を受けるのだろう。
それを思うと、全てを捨ててここから逃げ出したくなる。
けれども、それもかなわない。
自分はこの世界そのものだから。
例え、ここから逃れても。
それはいつでも追ってくるだろう。
じわじわと絶望を伴いながら。
世界が悲鳴を上げている。
自分はそれを聞きながら、涙を流す。
自分の世界が消えていくことの喪失感を覚えながら。



自分が何かに侵略されている感覚は耐え難いものです。
さて、最近は本当にどうしたのでしょうね。(汗
相変わらず、気分は落ち込み気味。
そのせいでしょうか、眠っていて夢を見ても鬱な内容です。(泣