かさぶた…

少し前に、自分がいたせまい世界が壊れた。
そこでは、自分はとても小さな存在で。
ただ、毎日のように何かを壊していた。
自分が壊したものの感触が。
いつまでも残っていて。
壊した破片が自分にこびりついてはなれない。
どれだけ洗っても。
そして、眠れば悪夢にうなされる。
そんな生活にただ諦めて、流されて。
それでも毎日生きていた。
そんな狭い世界が壊れたとき。
自分はそこを離れて、森に向った。
広くて、深く、暗い森。
そこで、全てを終わらせるために。
自分は森の奥へと踏み入れた。
ここにいれば、きっと自分は喰われる。
森に棲む獣や魔物によって。
自分は喰われ。
全てが終わる。
それを望んでいた。
そして、そのために森に入った。
傷ついた身体を横たえて。
静かに眼を閉じて、終わりを待っていた。
けれども、自分は喰われることもなく。
生かされていた。
傷はかさぶたになって。
身体を癒していた。
世界は自分を生かした。
ならば、いき続けるのが正しいのだろう。
終わりを望んでいた自分だけど。
もう少しやり直してみよう。
壊れかけた心もいつかは。
かさぶたに覆われて、治っていく。
だから、少しだけ希望を持ってみよう。



逃げ出して、全てを捨てようとしても、中々それはできないものです。
さて、今日は何だかとても疲れてしまいました。(汗
だから、文章も明らかにおかしいのですが気にせずに流してください。(笑
それにしても、この日記の来訪者の中にまるで狙ったかのように私の日記のワードを検索してくる人がいるようです。
とても気になる…。