気が付けば…

気が付けば、いつの間にかここにいた。
何かに夢中で、振り返る余裕も。
過去を思い返す余裕も無かったころ。
必死に前を向いて。
遠くの終わりを目指していた。
どれだけ歩いても。
中々縮むことの無い距離。
どれだけ手を伸ばしても。
絶対に触れることのできなかったもの。
それを手に入れること。
そこにたどり着くこと。
それだけを切望して。
いつかそこに着いた自分を想像して。
歩いてきた。
そのころから、時間は経ち。
あのころの自分よりも。
終わりに近いところに自分はいる。
どれだけの距離を歩いてきたのか。
どれだけのことを経験してきたのか。
分からないほどに遠くに来ていた。
あのころの自分よりも。
明確に終わりが見えてきた。
そのことに違和感を覚える。
あのころの自分が考えていたことと。
今ここにいる自分が違う気がする。
確かにあのころとは変わっているはずなのに。
あのころの自分がそのままここにいる。
そういう気がするのだ。
何も変わっていなくて。
何も成長していない自分が。
このまま終わりを迎えて。
望むものを手に入れてもいいのだろうか。
自分が手にするにはまだ早いのではないか。
そんなことを考えている自分がここにいる。



人は中々自分が変わったことに気付かないものです。
さて、本日も相変わらず暇な仕事を片付けていたのですが、後輩のフォローが大変でした。
ある研修課題のヒントを出すのにも、答えを言ってしまいそうになったり。(汗
複数の後輩の面倒を見ているので、質問が集中したり。
少しは自分で調べてから、質問して欲しいですね。(泣