最果て…

それは目的だった。
そこにたどり着くことが目的で。
それが終焉だった。
自分はそれを目指して。
ただひたすらに旅をしていた。
最初は気が遠くなるような。
途方も無い旅路だと感じていた。
果たして、自分はそこにたどり着けるのだろうか。
そんな不安があった。
そして、同時に。
旅に対する期待と、希望があった。
そうして、最初に一歩を踏み出したときから。
長い長い時間が経った。
いろんな出会いがあって。
いろんな別れがあって。
それなりに平穏で。
それなりに波乱があった。
とても楽しくて。
とても幸せだった。
だから、旅の終わりが見えたとき。
唐突に辛くなった。
唐突に不安になった。
楽しくて、波乱があって。
幸せだった旅が終わる。
自分は旅を終えたとき。
どうするのだろう。
何も考えずに、新鮮な世界に触れていたころ。
あのころの旅がずっと続いていて欲しかった。
でも、旅はもう終わる。
始まりがあるものに、終わりが来るように。
自分はもうすぐ、最果てにたどり着く。
何が待っていて。
それから、どうすればいいのか。
何も分からないまま。
何も分からないものがある。
最果ての地。



人は何かに夢中になって、何かをしている最中が最も幸せだといいます。
さて、さすがに梅雨入りをして雨が多くなってきました。
昨夜も窓を開けて寝ていたら、突然の雨。
慌てて起きて、家中の窓を閉めました。(笑
しかし、雨の音で目が覚めるとは…。
相変わらず自分は眠りが浅いようです。(汗