内側…

いつも感じていた。
自分の中に獣がいることを。
獰猛で、凶悪で。
いつも自分を内側から食い破ろうと。
その隙を虎視眈々と狙っていた。
だから、自分は隙を見せまいと。
必死になって押さえつけ。
獣を封じてきた。
そして、そのことを外に出さないよう。
必死になってひたかくして。
表面を取り繕ってきた。
きっと、自分が気を許せば。
即座にこの獣は出てくるだろう。
だから、少しも気を緩められなかった。
けれども、辛い現実を目の当たりにした。
そして、その時心の箍が外れてしまった。
いつもの自分であるなら。
即座に激情を押さえつけ。
獣を押し込めようとしただろう。
けれども、そのときは違った。
世界の全てがどうでもよくなり。
自分を抑えることができなくなってしまった。
そして、自分は解放してしまった。
内側に潜む獣を。
そのまま、自分は喰われて。
自分をのっとられて。
自分が自分でなくなっていく感覚に浸りながら。
ゆっくりと闇の中へと沈んでいった。
自分が負の感情の炎に焼かれる事を感じながら。
自分は消えてしまった。



一度激情を放ってしまえば、中々とめる事はできません。
さて、本日は久方ぶりにいつもよりも早く帰宅することができました。
しかし、やることが多すぎて結局いつもの時間。(汗
そして、ボーナスの話を聞いたのですが。
何故前回と同じなんだ!(泣