喪失…

自分には、それができることが。
ごく普通のことだった。
できて当たり前で。
それをできない自分は。
想像できなかった。
けれども、あることが切欠で。
自分はそれを忘れてしまった。
以前は当たり前のようにできていたことが。
今では、全くできなくなっていた。
それをしようとしても。
手が凍り付いてしまう。
思考が固まってしまう。
そんな状態だった。
以前のことを思い出して。
それをなぞろうとしても。
まるで、そこの部分だけが。
自分の記憶から削り取られてしまったように。
何も思い出すことができなかった。
それをやろうとしても。
初めに何をしたらいいのか。
それから分からない。
以前は何も考えなくても。
簡単にできたはずなのに。
そうして、自分は。
それをする手段を失った。
不思議なことに。
それがないだけで。
それをしないだけで。
自分はとても落ち着かなかった。
だから、何時までも。
無駄な足掻きをしていた。
いつか思い出せるかもしれないから。
もう一度、それをやることができるかもしれないから。



人は、失ってしまって初めてそれが大切なものだと実感できるそうです。
さて、もう師走に入って中盤ですね。
読んで字の如く、色々と忙しいことになっています。
それでも、近々あることを始めようかとしています。
今は、あるものの構想を練っている段階ですが。(汗
それが何かを知りたい人は、個人的に聞きに来てください。(笑