陽だまりの手…

いつの間にか。
自分は、途方にくれていた。
どうしていいのか分からない。
どうなっているのか分からない。
そもそも何故こうなったのか。
それすらも分からない。
分からないままに。
ずっと、途方にくれていた。
人は、自分と眼を合わせようとせず。
我関せずで、過ぎ去っていく。
そんなときに、そっと手を差し伸べてくれる人がいた。
その人は何も言わず。
ただ、自分を引っ張り起こしてくれた。
今でも覚えている。
その人の手は、とても暖かくて、優しくて。
陽だまりのような手だった。
それが何よりも嬉しくて。
そして、憧れた。
だから、決意した。
自分もそうなれるようにしようと。
優しく、手を差し伸べれるようになろうと。
そう決意して、今がある。
あの頃に比べて、自分は成長したと思う。
でも、果たして。
自分は、あの人のようになれているだろうか。
あの人のような手を持てたのだろうか。
あの優しくて、暖かい手を。



今の世の中、困っている人がいたら手を差し伸べる当たり前のことができない人が増えている気がします。
さて、本日はお休みだったわけですが、病院で検査入院の結果を聞いてきました。
とりあえず、差し当たって特別に治療が必要なわけではないそうです。
今後は、薬を飲みながら経過を見ることになりそうです。